【感想・ネタバレ】模倣の法則 新装版のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ガブリエル・タルド 「模倣の法則」

ドゥルーズの反復と差異(読んでない)で再評価されるようになったという忘れられてた名著。
よくあるけど、冒頭はひたすら刺激的なのに、段々と細か過ぎて、どうでもよくなっていく。

すべての類似は反復を原因とする、なんて痺れる。
反復は、類似にもなるし、創発にもなるのだ。

200ページ過ぎて、19世紀末だな、と感じる部分も多くなり、退屈になってきたので、違う本に行きたいし、挫折しちゃおうかな、と思ってきた。

何より、模倣は内から外へ、というのが腑に落ちない。まずは形から、じゃないけど、外から内へ、ではないのかな。すくなくとも、その両方では。

例えば、真言密教の身口意。仏と同じ身ぶりとなって、同じ言葉を口にし、同じ心になれば、即身成仏、そのまま仏になれる。っていうのは、外から内へ、なんだと思ってる。

例えば、世阿弥。風姿花伝なんて、外から内へ、の方法だと思う。型というのが存在すること自体がそれをものがたってる。

アフォーダンスだってまずは形がある。
ミラーニューロンだって、まずは相手の身振りに反応する。

身体性から内面性へ、というのは、無意識から意識へ。

0
2018年11月18日

「社会・政治」ランキング