【感想・ネタバレ】必殺の三文判のレビュー

あらすじ

この古ぼけたパン屋を改装したい。そして新たな気持でパンを焼くんだ。そう意気込んで銀行に融資を相談するが、前に借金をした際抵当に入れた店と土地の権利を返してもらってこいと言われる。借金は返しているので、抵当権を消すよう貸主の妻にお願いに行くが断られた。どうにかしたい!……身の回りにおきた法律問題を解決する「司法処士・乱橋衡平」の活躍を描く連作短編集。

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Posted by ブクログ

行政手続きに行き詰った人が,司法書士ならぬ司法処士を名乗る乱橋衡平の指導で窮地を切り抜ける短篇が4つ.どれも面白かったが表題作でパン屋のよねざき堂の主人が抵当権の抹消ができた話が楽しめた.最後の「処する女」で米崎に教えを乞う表題作に出てきた金村蓉子が死んだ娘の桃子の親友に感化される話も良かった.でも,三文判も使い方によっては凄い威力を発揮するするものだと感心した.

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2016年12月24日

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