【感想・ネタバレ】謎好き乙女と奪われた青春(新潮文庫nex)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

あんな美少女と付き合えるなんて全世界の男子の憧れだろうに、何をニヒルぶってんだと思った一巻。
その理由も分かったのだが、何というか自業自得。
「体質」の正体に拍子抜けしたが、概ね満足。
二人の軽妙な駆け引きがコントみたいで面白かった。
謎と言われれば謎、気にしなければそれでおしまいぐらいの中途半端な事件なのがいい味出している。
ところで過去のあの人との関係って実際はどうだったのだおろうか。
互いにライバルなのか、悪友なのか。
あんまり仲は良くなさそうに見えたのだが。
そこだけがよく分からなかった。

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2017年03月19日

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主人公の過去が重たすぎて、読んでいるこちらまでつらくなってくる。主人公の葛藤を通して、青春とは何か痛切に問いかけてくる気がする。

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2016年10月18日

Posted by ブクログ

秀逸!

この小説は短編5章で構成されるミステリー小説で章が進むにつれそのミステリーに引き込む加速度が増していきます。
ミステリー・推理小説というジャンルは書き手が仕掛けたトリックに追いつこうと思考を巡らし伏線を暴き、当たっていたら「あ~やっぱりな」と優越感に浸り、外れていたり予想外の展開になったりすると悔しさもそこそこに『読み解けなかった面白さ』を感じてしまう。

本書は「ほら、やっぱりな」と思いながら読み進めると見事にその上を超えていきます。
第5章はきっと2回読まされることでしょう。

続編が楽しみです。

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2015年04月13日

Posted by ブクログ

素晴らしいっ!!(^o^

久々に私地方で大ヒット(^ ^
これは何度も読み返す作品(^ ^

全五章からなるミステリ短編集。
元々は、iBookの無料お試し読みで第一章を読んで、
はっきり言うとキャラにはまった(^ ^;

主人公は「訳あり」の男子高校生。
身の回りにやたらミステリが発生する「体質」。
その彼に絡んでくるヒロインが強烈で(^ ^

美少女で、成績優秀でスポーツ万能、
ただし性格は...(^ ^;

いやもうこの二人の会話だけで楽しめるし、
日常の謎系のミステリは二重三重にひねくれてるし(^ ^
おまけに主人公の中学時代の話が絡み出して、
軽妙な会話と読みやすい文章の割には
もの凄く緻密に寝られていて奥が深い。

きめ細かな伏線、巧みなミスリードと言った
ミステリのお約束は充分以上に含まれている。
さらに見事な叙述トリックやどんでん返しで、
思わず前に戻って読み返すこと数度(^ ^;

いや〜、久しぶりに密度の濃い読書時間を過ごせた(^ ^
一見若者向けのように見えますが、
おっさんでも充分楽しめます(^ ^

いや、これはいい(^ ^

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2015年03月31日

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ネタバレ

 矢斗春一と早伊原樹里の軽口を叩き合う関係が好きです。

 本心を語り合わない気楽さと、過去を暴かれるのではないかという不安が2人の関係の間にあったのだと思います。

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2022年02月28日

Posted by ブクログ

好きなカテゴリーの1つである学園ミステリーもの。主人公である八斗君の過去の自分に対する悔恨は、米澤穂信氏の小市民シリーズの主人公、小鳩君とかなり被ります。
本書は謎というより人間の裏表がメインの内容でしたが、仕込みは終わったはずなので今後は知力を活かした謎解きシリーズに発展して欲しいです。

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2017年04月22日

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高校二年の春一は普通の青春を夢見ていた。生徒会として新入生代表の美少女に花束を渡す役割を果たし戻ってくると、さっきまでは普通の花束だったものが薔薇の花束に変わっていた。謎が舞い込む"体質"の自分をひねくれた自分の青春に取り込みたい西原樹里はその広大な人脈と処理能力の高い頭脳を駆使して春一を丸め込んでいく。さて、ミステリを敵視すらしている少年に、果たしてお望みの青臭い平凡な青春をおくることはできるのか?

米澤さんの古典部シリーズを思い出しつつ、とても面白かった。主人公とヒロインの掛け合いが古典部より子供っぽく、辛辣なのがいい(笑)アニメにでもなりそうだな。

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2016年02月01日

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なかなか面白いミステリだった。 
重みや暗さ、後ろめたさ、それでも嫌われたくなかったり、歪だったり歪んでいたり。  
これも青春ってやつなのかな。

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2015年11月30日

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ミステリー好きな女子学生に振り回される男子学生、という
話だった。たぶん、涼宮ハルヒがミステリー好きなら、
こんな感じの雰囲気になるのかも、と思ったりする。
後半は、思っていたよりもシリアスな展開になっていたりもして、
特にラストは思っていた展開とは違うどんでん返しも
あったりして面白かったと思う。

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2015年04月24日

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主人公2人の捻くれた会話が小気味いい。それに引っ張られてテンポよく読める文章はなかなかいいです。
反面、外連味が強すぎるのが気になる。ものすごい謎のように持ち上げるけど、それほどたいした話ではなかったりもして。あと、もうちょっと謎解きそのものにフォーカスしてもらいたかったかな。

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2015年04月20日

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”謎好き乙女と奪われた青春”瀬川コウ著 新潮文庫nex(2015/02発売)
(表紙:赤坂アカ)

・・・藤ヶ崎高校一の美少女、早伊原(さいばら)樹里は恋愛に興味がない。友情にも興味がない。もちろん、部活にも。彼女が愛してやまないこと、それは日常に潜む謎。衆目の中ですり替えられた花束。学年全員に突如送られた告発メール。教室の反対側からの不可能カンニング。やがて僕の過去が明らかになるとき、「事件」の様相は一変し......。彼女と「僕」が織りなす、切なくほろ苦い青春ミステリ。(公式サイトより)

・・・”花束のすり替え””学年のメールアドレスを取得する方法””遠隔カンニング”という日常の謎系ミステリ三篇と過去編&決着編。

他作品のキャラクターで例えると”物語シリーズ”の戦場ヶ原と古典部〉シリーズの奉太郎のブラック版の掛け合いといったところで探偵VS探偵としても楽しめました。

過去編で”僕”の被害者体質の原因がわかるところや、決着編でのミスリードも見事でした!
ラストで関係性の変わった二人の今後も楽しみですね。

・・・帯に次巻は六月予定と記載。(新潮文庫発売の28日頃でしょう)
ラストで関係性の変わった二人の行方を楽しみに待ちます。

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2015年03月11日

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恋愛、友情、部活?
なんですか、それ。
クソみたいな青春ですね。
私が学園生活に
求めるもの、
それは『謎』です。

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2015年03月09日

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米澤穂信先生の「小市民シリーズ」や「古典部シリーズ」を思い出すなぁ。
しかしこの先、ヒロインを好きになれるかが不安だ。

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2022年01月22日

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ストーリーとしては、先の読めない感が面白かったですが、軽い文章と 登場人物に共感できない感じで、星3つ!

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2018年10月13日

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難有り美少女新入生と彼女に捕まった先輩が出会う、入学式の花束のすり替え等の謎たち。カースト下位としながら俯瞰したつもりのような所他若い痛さが少しつらい。自分だけの正義を驕り振り回した過去を経たトリックは「僕」がしっくり来なかった。悲劇のヒロインになりたくてやり切ってしまった片思い女子の歪みが印象的。

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2018年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初読みの作家の方。ただし、読後の印象はやや消化不良気味。理由は二つ。春一がミステリーを嫌いだといった理由に納得がいかなかった点と第5章の語り手が変わり「???」となった点。後者の理由については、読んでいる自分が迂闊だったといえるのかもしれない。春一の性格というか態度にも何か共感できるものがなかった。早伊原のキャラ付けは面白いと思ったのでシリーズの続刊があれば取りあえず読んでみたいと思う。

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2017年09月30日

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学園ものミステリーですが
人が死ぬことがないのでよかった。

学生時代に読んでたらもっと
実感があって楽しめたかもしれないね。

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2016年11月14日

Posted by ブクログ

非常に読みやすいし、ぐいぐい読ませるものがあるが、会話のノリには少しついていけないところがあった。謎解きそのものよりも、謎の裏にある意図、謎に秘められた人の想いや人間関係が大事にされているところがよいですね。
主人公とヒロインがかなり癖のある性格で決して好感は持てないしむしろイライラするのだが、主人公の悩みや葛藤といった暗い部分に共感できるところがあるのも確かで、過去話からは引き込まれ主人公がこれからどうなっていくのか気になった。
主人公の過去に一冊の中で一応の決着をつけてくれたのはよかった。最終話の仕掛けはわかりにくいだけで不要だったのではないかと思うし、展開が少し強引に感じた。
謎好き乙女なのだから、もっと謎と謎解きそのものの魅力に焦点をあててほしかった気もする。それがないからヒロインが優秀だけどただの頭のおかしな子みたいになってると感じる。彼女が謎好きな理由はたぶん続編に持ち越しなのだろうな。
と引っかかるところはあるけれど面白いから感想書きたくなるんですよね。続編は読みたいです。

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2016年10月30日

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【収録作品】一章 誰にも気付かれずに花束を一瞬で入れ替える方法/二章 四列離れた席からカンニングする方法/三章 一日で学年全員のメアドを入手する方法/四章 事件を引き寄せる「体質」を身に着ける方法/五章 終わらせる方法/エピローグ
*米澤穂信さんの「小市民」シリーズに似た設定。

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2015年09月19日

Posted by ブクログ

学校生活ミステリーもの。だがミステリー要素は、ちょっとミスリードが過ぎるのとロジックに欠け、感情要素が主に見えてしまう。のだが、それでもぐいぐい読み進めたくなる魅力を持っていて、それは主人公二人の描き方か。一気読みしてしまう作品。 余談)しかし、作者の瀬川コウ氏、大学生の22歳か。それでこれだけ書けるんだから末恐ろしいな。いやまぁ、小説書きにも早熟の徒はいるけど、たいてい文章ってものは、歳を重ねるほど厚みを増していくものだし。

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2015年06月01日

Posted by ブクログ

探偵像は次世代型といっていいんじゃないか。「多数は事実です」と一刀両断する主人公はなかなか新しい。ある種の諦念を持ちながら、だからこそ「真実」に憧れる姿勢は今っぽい若者の感覚に寄り添っているような気がするなぁ。
正直ミステリとしてはお粗末。君とか僕とか彼とか多すぎるんだよなぁ。トリックもなんか、うん。伏線張ってるのはわかるんだけどツッコミどころが満載。
だから主人公二人の掛け合いとかに楽しみを見いだすときっと面白いと思う。僕はこういうちょいイタイ系のツンデレと過剰にヒネクレた男とかキライだからいらいらしてたけど。結局好きあってるんだから最初から素直にヤっちゃえばいいのに
わりと下げめの感想になってしまったけど、ここまで書かせる話って意外にないので、たぶんこの小説自体はわりと好きだったんだろう。

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2015年05月20日

Posted by ブクログ

カテゴライズするとジュブナイル ミステリーものということになるが、登場キャラクターがラノベ的であるのと、主人公の性格ひねくれ具合がひどく、事件発生前に提示されていない情報が多いのも折込んでミステリーを堪能するのは無理だろう。なんだろうか今どきの学生なら共感できるところもあるのだろうか。

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2015年03月31日

Posted by ブクログ

普通の恋愛漫画みたいでした。
ミステリのようなハラハラとかそーゆことかっとかそういうのがありません。

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2015年03月28日

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