あらすじ
いづみと悟郎は血の繋がらない姉弟。仲は良いが、昔いづみの長い髪を悟郎が切った事があった。それ以来髪を伸ばさぬいづみ。二人だけの秘密に隠された想いとは…!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
時々読み返す。
望月さんは微妙な心理をうまくついていて、
義理の兄妹の、向いてはいけない方へ葛藤する姿の描写が素晴らしい。あと黒髪をうまく使ってるなぁ、と。鳥肌!
読み終わったあとは、どこか悲しい、せつないけど
ほっとする。不思議な感覚が多い。
思春期のエグさを書かせたら右に出る人はいない。
Posted by ブクログ
再婚した家庭の連れ子同士が恋に落ちる。しかし、せっかくつかんだ「家族の幸せ」を壊したくないばかりに互いの思いを封印する姉と弟。気づいてはいけない、ということを互いに気づいている感じが何ともエロくていい。物語の前半と後半に、それぞれ見開きで、しかもまったく同じ構図で、姉弟が追いかけ合うシーンが出てくる。彼らの積年の思いが一瞬で伝わる、いい演出・絵です。今は絶版になっているとはもったいない…。
Posted by ブクログ
戻ってきて欲しい少女漫画家No.1の望月花梨。これほど花とゆめにぴったりな作風の作家はいないと思ったものだが…
個人的分類ではこの人は何を描いてもJUNEという認識です。第二次性徴に差し掛かって急激に変化する自分自身と環境に戸惑い反抗し葛藤する少年少女を描かせたら、すごかった。
どうすごいのかはうまく説明できないので読んでみてください。
Posted by ブクログ
この二人の関係は本当によかった。
恋愛感情ではないけれど、とても強く惹かれ合っていて補いあっていて。だからこそ、この結末に至ったのだと。
それぞれの思いに胸が苦しくなる。ある意味不器用で、だけどとても純粋で真っ直ぐ。
Posted by ブクログ
個人的に、
「いつもかわりに怒ってくれたから、優しい気持ちになれたんだよ」ってところが胸につきささった。
ちょっとニュアンスが違うけど
人が怒ってるときに
まあでもあの人にはあの人なりのいいところがあるよって、言うのは、
性格のできているわけじゃいんだ。
なだめるのは優しくないね、
当人の視野をひろげてあげてる、自分の度量の深さを示しているつもりかもしれないが
翻って、当人の心が狭いと、あげつっらているような態度かもしれん。
当人の感じた気持ちに配慮がない、よりそう気の全然ない姿勢かもしれん。
かわりにおこったり、
あるいはいっしょに腹立てることって、
相手に、心の余裕を作れるよう、促せる、ホントの優しい気持ちなんかもしれん。
場合によるか。一緒にキレてたらどんどんずれてくかもしれんし。
まあいずれにせよ、
自分のふるまいや考え方をゆさぶってくれるところがあるので 、
大事なお話のひとつになっている。
Posted by ブクログ
姉弟愛を描いた作品。"黒髪"が象徴的に描かれている。これを買った当時はよく分からなかったけど、ちょっと成長した私は理解できるようになった気がする。
Posted by ブクログ
望月花梨に外れなし。ですが、この作品は他の作品に隠れてしまっているように感じます。少し影が薄いです。ただ、幼い頃の主人公ふたりを回想する中で、「女性として意識しないように象徴である長い髪を切った」という場面は、ふたりの危ういバランスを感じさせて印象的でした。
Posted by ブクログ
いづみと悟郎は血のつながらない姉弟。仲は良いが、昔いづみの長い髪を悟郎が切った事があった。それ以来髪を伸ばさぬいづみ。二人だけの秘密に隠された想いとは?上京した姉を探すため旅立つ少女の物語「シャボン」も収録。
Posted by ブクログ
貸したまま返ってきてない・・・。
私の手元に返ってくることあるのかなあ。
一回しか読んでないよ。
モチカリ節全開な作品だった気がします。
双子の屈葬の話ってこれだっけか。