【感想・ネタバレ】ふるまぷら(2)のレビュー

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Posted by ブクログ

この2巻で終わってはいるけれど、他の作品同様に、クール教信者先生への好感度が惜しみなく高まった
一番に好きってほどではない、ってのが隠せず、繕えぬ本音ではあるけれど、面白く、なおかつ、深さがある四コマ漫画として、他の漫画読みにお勧めできる、お勧めしたい
しみじみ、クール教信者先生は、ラブコメの名手だな、と感じた
友情から恋愛へのシフトチェンジが、不自然な違和感など、まるで感じさせないほどスムーズで、キモチが通じ合い、体が繋がり合う真と京を心から祝福したいってキモチが生じる
友情と恋愛、どちらが重いなんてのは、野暮な質問だ
美少年・美少女のそれらは目の保養になる、私にとっては、それだけが重要
同性愛なんて不潔だ、なんて、「like」も「love」の尊さもろくに分からず、考えようともしない、付和雷同な生き方をしている恥知らずのほざきくらいじゃ、私の耳を覆っているガードは破れない
言葉に出きず、点数も付けられない、本気の「好き」って感情をセーブせず、自分を突き動かせる若さ、それが羨ましい、と思う年齢に私もなりつつある
常識を重んじ、世間のルール・マナーを破らないのも、確かに大事だ。でも、周りの安い意見に振り回されて、自分の本当のキモチを見失ってしまったら、本末転倒だ
クール教信者先生が、人の意見はちゃんと聞けるけど、自分の中の譲れないモノを、何が何でも守れる漫画家だからこそ、空虚な私は惹かれてしまう
また、こんだけ、過去に色々とある、個性の濃いキャラが集合していても、作品の流れを暴走させず、読み手がほっこりできるハッピーエンドに着地させる安定感も、さすがの一言に尽きる
一作を完結させるごとに、それから多くを学び、クール教信者先生は成長し、身に付けたモノを他や次の作品に活かす事が出来ている
新作が、今から楽しみだ。けど、今は相当数の連載を同時に抱えてるから、新作はしばらく、お預けかな。でも、せめて、まんがライフSTORIAに読み切りを描いて欲しいなぁ
どの回も、京と真の相思相愛っぷりに当てられてしまうが、個人的に好きなのは、真が自分の京に対するキモチを、プラカードではなく、口で表した16点目だ。最終回となる22点目や後日談も、これらはこれらで好いのだが、ハートにガツン!!と来たって意味では、やっぱ、ほっぺにchuの威力は絶大
この台詞を引用に選んだのは、クール教信者先生の人間的な厚みを、改めて感じ取れたんで。キャラクターは作者の分身。作者の人間性が薄っぺらければ、キャラのセリフも芯がなく、スカスカな感じになってしまうけど、クール教信者先生の作品には、それがなく、キャラがちゃんと動き、考え、生きている。クール教信者先生が、LGBTに対し、ちゃんと自分なりの意見があるからこそ、この台詞には説得力が宿る、と私は思った。好き、は心で決めるものであり、性別は気にするべきじゃないのだろうな。性別を気にする恋愛を推奨するような社会は変わるべきだが、そう簡単に変わったら苦労しないって話だ

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2017年03月30日

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