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Posted by ブクログ
さて今日第一本目の書評は「なぜ私は韓国に勝てたのか」産経新聞前ソウル支局長加藤達也著です。産経新聞と言えば、私が現在購読し愛読してやまない新聞。判官びいきな私は5大紙の中で一番発行部数が少ない、と聞き「ん?」となり「保守系新聞」と聞いてまた「ん?」となり、そして購読してみると、なんと日本を愛してやまない方々の新聞じゃないか?と思った次第です。その産経新聞の前ソウル支局長の方が韓国政府に意地糞悪いことをされていると、新聞紙上で知った次第です。
詳述すると2014年4月16日、死者行方不明者300人を超える犠牲者を出した韓国のセウォル号沈没事件をめぐり、同年8月3日、加藤支局長は産経新聞のネットサイトにコラムを載せた。
それはセウォル号事故直後、朴大統領がどこで何をしていたのかに焦点を当てた内容で韓国の「朝鮮日報」のコラムなどを引用し、ソウルで飛び交ってた朴政権に対する噂や分析をリポートしたものだった。
その内容は朴大統領が事件直後、男性と密会してたというもので、これが韓国大統領府(青瓦台)の逆鱗に触れた模様。
韓国では、一般的に大統領が何時何分に何をしていたのか?と日本では当たり前に知っていいことがタブーとされ、産経新聞だけが問題視され、刑事責任を問われたというのだ。
韓国では、法律上第三者が名誉棄損で告発できるのですが、被害者が処罰を望まない場合、公訴自体が無効になる。そこで加藤氏の弁護側は、何度も朴大統領の意思を確かめたのだが、最後まで朴氏は意思を明確にしなかったというのだ。
詳しくは、本書を読んでいただきたいが、加藤氏も「噂を取り上げたのは安直だった」「引用でコラムを書くのはいかがなものか」というような批判には謙虚に耳を傾けたいという。
それでも国家の最高権力者について書いた記事を理由に刑事訴追を行うことは民主主義国家では絶対あってはならないと言う。
今回の裁判は異例続きで、判決に当たり、韓国外務省が裁判所側に「善処」を求めた文書が読み上げられたという。それまで韓国政府は、「あくまでも司法の問題であり、日韓の外交問題ではない」との立場を取ってきたのだ。
結果として加藤氏は、公判に出続けるという理由で出国禁止命令が解かれ、判決は日本から赴いて聞いたのだ。はっきり言う、韓国は法治国家たる資格は持ってない。情実国家である、と私も本書を読んで思いました。
以上、加藤氏の著書の触りだけ書きましたが、興味がある方は是非本書を手に取って欲しい。特にヘイト・スピーチとかしている諸君。韓国人嫌いだろ?これ読んで理論武装して、韓国人を論破してやりなよ。
Posted by ブクログ
2014年10月、産経新聞前ソウル支局長が韓国大統領の名誉を毀損する記事を書いたとして韓国で起訴された。1年後の2015年12月に無罪を勝ち取ったが、そこに至るまでの苦労、韓国国民の反日感情、それを意識せざるをえない政権、などリアルな姿が描かれている。
そもそも言論の自由を憲法で保証している韓国のような先進国(と言っても良いだろう)において、公人である大統領に批判的な記事を書いたからと言って、刑事裁判で訴えられるべきではないはずだ。どう贔屓目に見ても。ましてやこの記事はもともと韓国の大手新聞である朝鮮日報のコラムを引用する形をとっている。訴えられるなら外国人記者である産経新聞前ソウル前支局長だけでなく、こちらも同様のはずだが、お咎めなしとなっている。
言論の自由の観点から韓国に対する国際的な批判も巻き起こったこの裁判、無罪判決は当然の結果ではあるが、当事者たちは判決直前まで有罪を覚悟していた。それほど裁判の行方は予断を許さないものであった。その理由としては、韓国の公権力が国民感情や大統領府の意向に左右される傾向が強いことによる。
日本でも検察が恣意的な運用をすることはありうるが(ホリエモンの事件など)、国家権力の横暴がつい最近すぐ隣の国で起こったということは覚えておかないといけない。しかし韓国がギリギリのところで法治国家の体を守れたことは一歩前進と捉えてよいのかと思う。
Posted by ブクログ
新聞もテレビニュースもなぜか自国を貶めるようなことばかり報道してますよね。だから見ない、読まないけど。産経さんには今後も是非頑張っていただきたいです。読んでいて本当に血圧上がりました。ご当人は本当に大変だったと思います。加藤さんご苦労さまでした。
Posted by ブクログ
もはや分かりきっていることだが、改めて韓国という国の異常さを再確認出来た。恐ろしい国だ。韓国とは関わってはいけない、韓国には例え旅行でも行ってはいけない。
Posted by ブクログ
例の事件の当事者の手記。
かの国が、民主主義の理念を共有できないと全世界に発表したと言うか、そんなことより日本をボコることの方が大切と思ったら意外に世界中からボコられて、振り上げた拳がどこにも下ろせずに、結局、国家としての体をなしていないことがばれちゃった件。
なんで勝てたかといえば、もともと無理筋であったのと、日本ともうちょっと仲良くせなあかんという時期であったのと、筆者が一歩も引かなかったから。
取り敢えず謝っとけと、謝っちゃって、数十年にわたって国益を損ない続けてる。某国は見習うべき。
それにしても。
検察の醜態が眼に余る。笑える。
Posted by ブクログ
加藤達也産経新聞前ソウル支局長の手記。単純な記録ではなく加藤裁判を通して、韓国政府とメディアの実情がわかり、さらに韓国という国の今の様子も伺える。