【感想・ネタバレ】「頼る力」を育てる! “入り口”アドバイザーが実践する味方をつくる知恵のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私は仕事を始めてから特に頼る力が弱いと感じてきた。まわりにとって頼ることは迷惑であると考えていたからだ。そのような私の思い込みを排除するべく、この本を手に取った。

結論から言うと、頼る力を育てるために必要なマインドやノウハウをこの本で得ることができ、頼るという行為が以前よりもできるようになっている。実はこの本を読むのは2回目であり、復習のために今回は読んでいるが、忘れていた部分を思い出してより頼る力を強化するのに役立っている。

特に、私は下記の記述が「頼る力」を育む上で必要なマインドだと考えている。

(1)頼るために必要な対価の考え方
 > 良好な人間関係を築くにはこのように相手の価値を認め、それに見合う対価を提供する努力をすることが大切です。相手に対して価値に見合った報酬が提供できるのか? お金で提供できないのであれば、人のつながりや成長する機会、スキルを提供する、感謝の気持ちを伝えるなどで相手の価値を認めていることを伝えなければいけません。そのためには、コミュニケーションを密に取りお互いに誤解が起こらないように注意しなければなりません。

 私は人に頼るために、まずは自分が相手にとってスキル的側面で役に立ち、信頼残高を増やしてからお願いをするべきだという呪縛にとらわれていた。しかし筆者のこの考えで、報酬を与えることが厳しいならば、機会や感謝など別の「与える」行為があることを知った。もちろん価値に見合った対価を提供するのが基本ではあるが、機会や感謝による「与える」行為によって頼るという行動をしても良いということを理解することができた。

(2)価値を与えるべき相手の考え方
 >自分の価値はどれだけあるのか、相手からの評価は適切なのかを常に考えておく必要があります。自分の価値を評価されずに相手に価値を提供し続けていくことは不満がどんどん溜まっていくだけです。そういう相手に価値を提供し続ける必要があるでしょうか?  自分の時間や能力、費用、リソースは無限ではありません。 誰に自分のリソースを使うのか? 相手を選択することが重要です

 人間関係はギブ&テイクやギブ&ギブが基本だと考えている。しかし中にはテイク&テイクを軸に考えている方もいる。自分本位の目線ではあるが、頼られるフェーズにおいて相手からの評価が適切ではない場合(=相手からの与える行為が不十分な場合)は相手にリソースを割くべきではないということを知ることができた。真にギブ&テイクやギブ&ギブをできる人間たちにリソースを割き彼らとの共存共栄のため、良い意味で人を選びたいと思う。

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2020年06月06日

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