【感想・ネタバレ】クーポンマダムの事件メモのレビュー

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Posted by ブクログ

前半はやや散漫なところもあるけど、中盤からぐいぐい引き込まれた。クーポンをめぐるアメリカの買いもの事情も興味深い。複雑な割引率のクーポンを駆使して節約に精を出す主婦の日常がとてもリアルだし、ミステリー部分もしっかりしていて良かった。次作も楽しみです。

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2016年03月10日

Posted by ブクログ

 安売りだからってモノを買う人。クーポンがあると最大割引率を目指すためにガンガン物を買う人、いません? 「えっそれってお買い得なの?」と突っ込みたくなる人。

 ヒロインのマディはエセレブのクーポンマダム。世間的にはセレブと思われているが、家計は火の車だし、家族はのんきにそれまでの生活レベルを守っている。マディは匿名のクーポンマダムとして、家計のお助けサイトを作り(それで収入を得ている?)。
 「マディは何もしない方がお得なんじゃないかな」と思いつつ、割引にかける情熱やクーポンの使いっぷりは笑える。よいコメディエンヌだ。

 そんなクーポンマダムの登場するミステリは、謎解きよりも人物造形とアメリカ社会の風景(セレブやホームパーティや度を超したように見える健康志向など)に興味を惹かれる。

 ただ……これ面白いけど、続刊が翻訳されるか微妙である。新レーベルだとどうなんだろうね。

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2016年03月03日

Posted by ブクログ

ハヤカワが昭和女子大とコラボしたシリーズの1冊です。

「クーポンマダム」・・・クーポンと、マダムですよ! 
不釣り合いなことこの上ない二つの単語が、主人公を充分に表しています。

主人公マディはセレブ奥様。夫は地元の名士、人気テレビ番組の司会者。悠々自適の生活だったのに、その夫が破産!! えーー、ファイナンシャル番組の司会者なのに?!
体面と生活を保つために、彼女はクーポン片手にバーゲンを駆け巡り、人気ブロガー「クーポンマダム」となったのだ!!

そして、事件に出くわす、と。(でないとお話にならない。)

面白そうでしょう?

しかし、この本、すっごく読みにくかったです。
とにかく、チャカチャカしている。
あんまりこんな表現は使いたくないけれど、もうなんというか「散らかっている」を通り越して、チャカチャカ。
シリーズものの1冊目というのは、作者も話もどうしてもアイドリング状態になるようで、散らかった、読みにくいものになりがちですが、 それにしても激しすぎます。

主婦の仕事、セレブの仕事、ブロガーとしての仕事、実際一人の人間がするときには、同時進行で色々やらなくてはならないでしょう。
しかし、文章一段落の中でそれを全部やりきるのはどうでしょうか?
原文がそうなのか、翻訳がそうなのか、両方がそうなのかわかりませんが、もうちょっとなんとかしてほしいです。

その上、登場人物が多い。家族、ショッピングモール、友人・・・いっぱい出てくるのに、人物紹介が不親切! みんなが頼りにしている、あの本の折り返しにある紹介が、たった数人!
これは1冊の本としては不親切だし、なによりミステリーなら致命的なミスでしょう。(理由はミステリー好きにはわかるはず。)

「人物紹介があんまり多いと、難しい本だと思っちゃうから・・・」とか、変な勘違いでもしましたか?

「マダム」が主人公のこの話を、女子大生はどう読んだのだろうかと、巻末の彼女らの対談を楽しみにしていたのですが、まったくもって、期待外れでした。

ぽーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとした会話、いや会話ともよべない、なんにもないものが、ただ、羅列されているだけ。

おもろないねん。

最近の女子大生は・・なんて言いません。同じシリーズの『ケチャップ・シンドローム』はこのページも興味深いものでしたから。 

なんか、残念な感じですが、読後に自分でも驚きました。

2冊目も読みたいと思ったのです。

5分の2をすぎたころから、話のテーマが定まってきたからでしょう、読みやすくなってきました。さらに、ラスト近くになると、脇目もふらず読んでいました。 面白かったんです。
ミステリー部分が「わお、アメリカ的!」と感じたのも理由でしょうか。

巻末の、2冊目のあらすじを見るに、1冊目よりさらに面白そうです。
アメリカでは3巻まで出ているそうです。

願わくば、2冊目以降が、もうちょっと読みやすいものでありますように!

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2016年01月24日

Posted by ブクログ

最後に意外がふたつ。
へぇ〜、そうだったんだ〜となります。
ま、ミステリですからどんでん返しはお約束でしょうけど。

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2016年01月19日

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