あらすじ
2014年1月発行の『図解 ASEANの実力を読み解く』の主要6カ国に焦点をあわせましたが、その改訂版の位置づけである本書は、2015年末の経済共同体「AEC」の発足に照準をあわせて、ASEANに最近進出した企業やビジネスを始めようと考えている企業の方に向け、全10カ国の情報をカバーし、役に立つ60のテーマでまとめています。カバーする国を増やした以外に増強した点として、全体を概観する第1章にはビジネスリスクに関するテーマ、各国編では投資リスクに関するテーマをそれぞれ追加したことが挙げられます。これにより、タイ、インドネシアなど、主要6カ国の政治体制等の動きをアップデートするだけではなく、2014年1月時点ではまだ顕在化していなかった、ASEANの投資リスクやビジネスリスクについても解説しています。その一方で、消費市場としてのASEANの魅力を理解するために、みずほ総合研究所が把握している2030年までの見通しに関するデータを掲載していることも本書のセールスポイントです。上記のように内容の増強を図るものの、『図解 ASEANの実力を読み解く』同様に、本書の最大の特長である図解シリーズの利点を生かし、国別だけではなく、テーマごとに横断的にASEANの国々の情報を比較しながら読んで理解できます。また、本書の作成に当たり研究員が新たに取材を行っており、足で稼いだネタもアップデートされ、より親しみやすく、かつ実践的な本となっています。
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Posted by ブクログ
インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ブルネイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの10カ国。
開発独裁の国が長く続いた国が多い。
CLMV=カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムは社会主義陣営にいた。
インドネシアの規模が圧倒的に大きい。インドネシア語はマレー語とほぼ同じ。学びやすく交易の用語。イスラム教徒。
タイ。タイ族、タイ語はラオス語と似ている。上座部仏教。国王がいる。日本と縁が深い。
タクシン派赤シャツ(地方農民と貧困層)と反タクシン派黄色シャツ(都市部中間層、軍官僚等エリート層)の対立。
タイ投資委員会の調整。
労働力不足。韓流消費がブーム。
CLM=カンボジア、ラオス、ミャンマー=伸びしろが大きい最後のフロンティア
ラオスはタイ語が通じる。
経済回廊=南北経済回廊、東西経済回廊、南部経済回廊
ベトナム。ASEAN3位の人口大国。まだ経済成長の余地は大きい。キン族が86%。大乗仏教。共産党の一党支配。自動車は普及していないがバイクの大洪水。人件費の上昇。
フィリピン。人口はASEAN2位。憲法に基づく外資規制がある。地方自治が進んでいる。人口増加率が高い。英語力を活かして、世界中に出稼ぎに。仕送りがGDPの1割。
マレーシア。天然資源に恵まれている。マレー語、英語。民主主義は未熟。一票の格差9倍。報道の規制。
英語力が高い。
シンガポール。東京23区と同じ面積。都市部を構想開発した。熱帯ジャングルもも凝っている。
総人口550万人のうちシンガポール国籍保有者は330万人ほど。残りは外国人と外国籍の永住権保有者。中華系がほとんど。マレー語と英語。
リー・クアン・ユー初代首相。
マレーシアから追い出された。開発独裁。外国企業の優遇政策による。