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Posted by ブクログ
競馬シリーズ20作目。
前半と後半で主人公が変わる、という珍しい構成。
前半が物理教師の兄、後半が競馬関係の支配人の弟。
ある男が開発した競馬に勝つコンピューターシステムをめぐって、
脅したり、殴ったり、閉じ込めたり。
兄の話の方が面白かったかな。
オリンピック選手の腕前で電話の接続箱を狙撃したり、
システムを作った男の未亡人から話を聞き出したり、
殺人犯を逮捕させたり、
妻が監禁されたことから、仲が回復したり。
物理の授業のために銃をとりに行って教室に戻ったら、
生徒の一人がリンゴを頭にのせて黒板の前で待っていた場面も面白かった。
弟の話の方は、
復讐の鬼になった殺人犯が主人公になってしまったような感じ。
あとは、コンピューター関係の話がついていけなかったが、
勝ち続けていると賭け屋が引き受けてくれなくなるので、
あちこちにでかけていって賭けをしないといけないとか、
賭け屋が相手によってオッズを変えても良いとか面白かった。
Posted by ブクログ
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「中学校の物理の教師で射撃の名手でもあるジョナサンは、ある日、友人のコンピュータ・プログラマー、ピーターからひそかに3本のテープを渡された。競馬のハンディキャップ決定のプログラムらしいのだが、数日後、ピーターはクルーザーの上で事故死し、ジョナサンも何者かに命を狙われた。ピーターはあのテープに何を入れていたのか?コンピュータに詳しい同僚に頼んで調べてみたところそこに組込まれていたのは、3回に1回は当るという驚くべき確率の勝馬予想システムだった!テープをめぐる血みどろの争奪戦を新機軸の構成で描く意欲作。」書評より