【感想・ネタバレ】前に進む力のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2015年05月03日

よかったー。
どの文章にも、現場で学んだ事のキラメキ感が伝わってくる。
今一歩が踏み出せないでいる人、自分に自信が持てないでいる人たちに読んで欲しい。

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Posted by ブクログ 2012年09月29日

ビレッジバンガードオーケストラというジャズバンドを初めて知った。読み終わった後、you tubeでこのバンドの演奏を聞いたところレベルの高さなどもありすっかりとりこになってしまった。
演奏を聞いてから筆者の言葉に説得力が増した。やはり実力がものを言うのだろう。書き手のバックグラウンドを知っているか知...続きを読むらないかで言葉の説得力は大きく変わるのだろう。自分も口先だけでなく圧倒的な行動力で意志を示せる人間になりたいと反省した。
筆者が述べる組織論はまさに私の理想だが、筆者やバンドの方の人間性の高さにより成り立っている部分が大きいと感じた。これを日常生活に活かすには①自らが行動力ある信頼されるリーダーになる。②リーダーが成長したいと感じてくれるだけの圧倒的なフォロワーになる。③そのための圧倒的な努力、周りを巻き込んでいけるような人間的魅力を身に付ける。
この3つだと思う。
この本は私の日々の考え方に新しい視界を与えてくれた意味でも大変有益な一冊となった。
また組織論の部分ではなく個人のあり方について述べている部分については、筆者自身が逆境を乗り越えていく中で感じてきたことであり説得力もあるし、単純にすべての人に向けた応援として励まされた。

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Posted by ブクログ 2012年08月07日

ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」を拠点に現在も最前線で活動する「ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ」のリーダー、ダグラス・パーヴァイアンスの著書。
自らの経験を通して生まれた言葉には、経験した人しか語ることが出来ない、真実味と重みがある。
「ジャズ・オーケストラ」を率いて行...続きを読むく組織のリーダーとしての言葉が多いが、「ジャズ・オーケストラ」組織と言っても会社とは違い、まさにダニエル・ピンクが「フリーエージェント社会の到来」で言っているフリーエージェントによるチームである。
そのために、その中でのリーダーとしての視点や、自分のビジネスにおけるダグラス自身の見解は、フリーランスにとっても多くの事を示唆してくれる。
非常に読みやすい1冊であり、1つ1つの章が独立しているので、ちょっとした空き時間に読み進めることが出来ます。

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Posted by ブクログ 2012年03月26日

Principle before personality.
Progress not perfection.
VJOのリーダーでトロンボーン奏者のDouglas Purviance氏へのインタビューを纏めて書籍化したものですが、ミュージシャンにはスッと入りやすい切り口で組織論などがシンプルに展開され...続きを読むています。

個人的には直接著者とは関係ないんだけどサド=メルが生まれるきっかけとなったサド・ジョーンズとカウント・ベイシーのやり取りのエピソードが印象深かった。

「音楽以外でも、チームプレイが必要とされる組織では「聴く」能力が求められる」なるほどね。この引用だけでは伝わらないとは思いますが…

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Posted by ブクログ 2012年01月30日

パーヴァイアンス氏は、ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレ
ッジ・ヴァンガード」を拠点に45年間活動を続けている16人編成の
ビッグバンド「ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ(VJO)」の
リーダーで、グラミー賞受賞者です。一昨年に、20年ぶりの来日公
演が話題になったので、ご存知の方も多いかもし...続きを読むれません。

本書は、著者がミュージシャンとして身を立ててきた過程で得た教
訓を語る、いわゆる自己啓発本です。しかし、他の自己啓発本にあ
りがちな「目標を描き、その実現目指し脇目もふらず努力する」的
な、成功のためのマニュアル本とは一線を画す内容となっています。

そもそも「人生は設計したとおりに進んでいくものではない」とい
うのが著者の信念です。むしろ「偶然に出会ったものが、いつのま
にか人生を充実させる仕事になっているケース」のほうが多い。実
際、著者は、たまたまトロンボーンと出会い、当初の人生の目標と
は違うミュージシャンを志すようになり、そして、VJOと出会って、
いつしかそのリーダーになっていたのです。

そうやって偶然の出会いを自らのチャンスに変えてきた著者が何よ
りも大切にしてきたのが、「自らリスクをとって新しいことにチャ
レンジすること」でした。「人間は成長し続けられる動物」であり、
「成長することは、自分の可能性が広がること」と信じる著者は、
自分の可能性が広がれば、それだけ多くの人の役に立つことができ
るし、何より人生が楽しくなると言います。世界は可能性に満ちて
いるのだから、「せっかくの、どうなるかわからないこの人生を、
積極的に楽しもうじゃないか」。そう著者は静かに呼びかけます。

印象的だったのは、「居心地の良い場所=コンフォートゾーン」と
いう言葉でした。人間誰しも居心地の良い場所をつくることを目指
して生きていくのかもしれませんが、居心地の良い場所に居続けて
は、何も起こらないし、自分自身の成長が止まる。「『居心地の悪
い場所』が『居心地の良い場所』になったら、それは、また次に一
歩踏み出すことを考え始める時期」なのです。ちなみに、本書のタ
イトル『前に進む力』は、この「コンフォートゾーンから一歩踏み
出す」(Step out of your comfort zone)の訳語です。

大人になると、失敗したり、格好悪い自分をさらしたりすることが
しにくくなりますが、それを恐れては、人間は成長をやめてしまい
ます。著者自身、アルコール中毒に苦しむなど、失敗をしてきたこ
とを告白していますが、人間は完璧でなく、必ず失敗をする存在な
のです。だから、失敗を恐れるよりも、失敗を恐れて成長しなくな
ることを恐れるべきなのでしょう。そうやって、失敗を恐れずに挑
戦を続けていれば、思わぬ人生の試練にも、立ち向かっていくこと
ができるようになるはずです。

本書は、若い方には勿論ですが、むしろ自分が生きてきた世界で、
それなりの地位や権力を得てきた大人にこそ読んで頂きたい一冊で
す。自分はコンフォートゾーンにしがみつこうとしていないか。前
に進む勇気を失っていないか。今も成長を続けているだろうか…。

文句なしにおすすめの一冊ですので、是非、読んでみてください。

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▽ 心に残った文章達(本書からの引用文)

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すべての仕事が、始めたときは居心地の悪い、新しいチャレンジだ
った。ふらふらしながら、おぼつかない足取りで始まり、しばらく
経つと意識せずにこなせるようになり、いつしかコンフォートゾー
ンになっている。そうすると、別の新しいことに一歩踏み出してみ
る―。
それを繰り返している間に、できることが多岐にわたるようになっ
た。

一歩踏み出さなくちゃ、人生は面白くならない。いつまでも居心地
の良いところにいたって、何ひとつ新しいことは起こらないから。
それに、不思議なことだが、リスクを取って挑戦すると、周囲に味
方になってくれる人が出てくる。

「自尊心」を持っている状態というのは、言いかえると、自分の失
敗を許すことができ、自分が完璧である必要はないと思える状態だ。

よちよち歩きを恥ずかしがる必要はない。教えてくれる人を探して、
コーチしてもらうのもいいだろう。
ただ、前進することが重要なのだ。

最悪の時期がずっと続くことはない。試練は、その後の人生で必要
となることを学ぶためのトレーニングだ。
必要なことを習得できたら、人生最悪の時期も終わっていくだろう。

自分のことを必要として、待っていてくれている人がいるという事
実は、私に自尊心を取り戻すきっかけを与えてくれた。

自尊心というのは、急に手に入るものではない。一日一日、一歩一
歩、歩みを進めていると、いつしか自分の元にいてくれる時間が長
くなるものだ。

Principles before personality.
(自分のエゴよりも信条を優先させなさい)

Progress not perfection
(完璧じゃなくてもいいから、前進しよう)

人間は、自分の目の前で起きることや、人生で起こることをすべて
コントロールできるように考えてしまいがちだ。しかし、自然災害
のように、自分ではコントロールできないことが人生には存在する。
そんなときは無理して、すべてを一気に解決しようとしないことだ。
今日、自分ができることだけ集中して、それを今日やれたのであれ
ば良しとする。そして、また明日もできることに集中して、一歩一
歩解決していけばいい。

共感してやってもらった仕事には、お金には換えられない感情が残
る。組織の活動に共感してくれていれば、「お金がもらえなくても
やりたい!」と言ってくれる人が集まってくる。

音楽以外でも、チームプレイが必要とされる組織では「聴く」能力
が求められる。特殊な能力(=自分だけができること)が大事なの
ではない。周囲の状況を理解したうえで、自分が何をなすべきなの
か、全体を良くするために自分ができることが何なのかを考えて、
動けることが大事なのだ。

正直、自分がすべてをコントロールするよりも、みんなの力を借り
たほうがうまくいくことが多い。

世界はすばらしい場所だ。でも、もちろん食べていくためには、歩
み寄ってうまくやっていく必要がある。自分が心からやるべきだと
思うことがある。しかし、その仕事ではあまり儲からない。だった
ら、生活のために別の仕事もすればいい。

人生において大切なこと――それは「こうあるべき主義」に陥らな
いこと、完璧を求めすぎないこと、潔癖に考えすぎないことだ。

なぜこんな当たり前な「人としてのマナー」を話しているかという
と、それには、二つの理由がある。
ひとつは、チャンスは人が運んできてくれるものだから。
そしてもうひとつは、人付き合いがうまくいかず孤独だったら、仕
事で成功しても人生が幸福だとはいえないからだ。

人生は設計できないが、人としてのマナーを守り、目の前のことに
真摯に取り組んでいれば、悪いほうには流されていかない。目の前
のチャンスをつかんで一個一個クリアしていけば、いつしかより良
い場所に到達していける。

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●[2]編集後記

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息子が生まれて三ヶ月。日々凄い勢いで成長していますが、この三
ヶ月で変わったのは、むしろ五歳の娘のほうでした。

一番変わったのは、物怖じしなくなったことです。以前は知らない
子達とはなかなか遊べなかったのですが、最近は、初対面でも自分
から遊びの輪にどんどん入っていくことができるようになりました。

昨日もそういう機会があったので、娘が遊びの輪に加わっていく様
子を見ていたのですが、まずは少し離れて、場の空気やルールを読
みます。そして、タイミングを見計らって輪の中に入れたら、今度
は、自分ができることや持っているものを積極的に差し出して場を
変えていくのです。昨日は、あやとりの紐や折り紙を持っていたの
で、それを差し出して、皆でシェアして遊んでいました。まずは自
ら与えることによって、仲間に加えてもらうと共に、居心地のよい
場所をつくるということを体得しているのです。感心しました。

そうやって、自ら与えることができるようになったことと、自分よ
りか弱い存在である弟の面倒を見るようになったこととは、無縁で
はないように思います。ケアされる一方だった自分が、ケアする側
にまわることで、自信や自尊心が育ったのでしょう。だから、以前
よりも寛大になって、自分のものを平気で人に与えることができる
ようになった。そして、そうやって自分から開いていけば、初対面
の人達でも受け入れてくれるということを知ったことで、未知の世
界を前にしても、恐れることが少なくなったのでしょう。

…と、娘の成長に目を細めている場合ではないですね。こちらもも
っと成長しないと、すぐに娘に抜かれてしまいそうです…。

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Posted by ブクログ 2011年08月15日

チャレンジする勇気を与えてくれる良書!

「居心地の良い場所から、一歩踏み出そう」
「完璧じゃなくてもいいから、前進しよう」

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Posted by ブクログ 2019年11月28日

著者が学んだ人生の教訓をパワフルな言葉で綴っている。人間関係に疲れていたので癒された。不安な時に読みたい一冊。

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Posted by ブクログ 2012年08月27日

一つの無駄もない、とても洗練された日本語で堪能出来る本です。著者と訳者の能力の高さを感じます。
そのようなシチュエーションに立った時、自分が放つべき言葉のヒントがあります。実際に私はもう使いました。

思想プラス言葉の力。是非読んでみて下さい。

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Posted by ブクログ 2012年06月25日

【気付き】
人生を楽しむコツは自尊心を持つこと。
どれだけ失敗しても成長すると決めよう。そして、どれだけ失敗しても自分を愛そう。自分を支える自尊心はそこから始まる。

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Posted by ブクログ 2012年02月14日

居心地の良い場所では何も起こらない

リスクをとって決断する

世間の評価や他人からどうみられるかで進路を決めてはいけない

自分の選択に確信をもつ

人は熱意のある人を放っておくことはできない

肩の力を抜いて人生を楽しむ人になる


一つ一つの言葉にパワーがある
素敵な本です

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Posted by ブクログ 2012年01月28日

特にすごい事を言っているわけじゃないし、すごい経験を強く語り押し付けてくるわけでもない。ただそうだよなぁと共感しているうちに一気に読み終わった。だがこれは読後に何も残らない薄っぺらいものということではなくその逆。暖かな心地良いやる気が残った。著者の人柄なんだろう、隣で伴走しながら語りかけてくれる感じ...続きを読む
「居心地の良い場所からは何も生まれない」と語りかける。まさに。

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Posted by ブクログ 2011年08月31日

特に著者を知っている人は感動するのではないかと感じた。
内容としては共感でき、シンプルでもっともなことが書いてある。

今時のスタンスをうまくバランスをとって実現している人だなぁと
感じた。
後は、読み手も、実行あるのみ、といったところか。

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Posted by ブクログ 2011年08月29日

「失敗したっていいじゃないか!」ダグラスさんの一言一言に励まされました。自分の信念に情熱を持って、努力を続ける大切さを学びました。人生を楽しもう!出会えて良かった素敵な一冊です!

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Posted by ブクログ 2011年07月24日

最近読んだ本の中では群を抜いて評価できる本。
きっかけは、自分のblogとタイトルが似ているからw

こうしろああしろとアドバイスを押し付けてくる自己啓発本と比べ、この本は筆者の経験から物語る穏やかで、かつ強いメッセージが心に響く。
最初から日本向けへの発売を目的としている点も、この本がよくまとまっ...続きを読むている一つだと思う。

前に進むことでいろんな巡り合わせが自分をつくり、それが人生なんだと語りかけられているようで、久しぶりに元気がもらえた一冊。

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Posted by ブクログ 2013年11月04日

ヴァンガード・ジャズ・オーケストラのリーダーとの対談をもとに、その経験が本になりました。。

音楽的なことよりも、
組織運営や、キャリア形成を含めて働くことについての考え方を、
アルコール依存症のリハビリ施設に入った経緯等、
かなり深い話もまじえて話しています。

「人生の最中に与えられる"...続きを読む;チャレンジ"のうち、どれが『自分の力でなんとかできる』もので、どれが『自分の力ではどうしようもない』ものなのか、大切なのは、その"違いを見抜ける"ようになることだ」
「人生において、誰と出会うのか、誰と一緒にやるのかは、お互いにとって最も影響の大きい重要な決断である」

などの言葉や、

目の前の仕事に全力を尽くし、
これまでの自分の仕事が信頼となって、次のより大きなチャンスにつながるというメッセージに、強く感化されたような気がします。

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Posted by ブクログ 2013年10月02日

完璧じゃなくていいいから、前にすすもう。
よちよち歩きでいいから、前にすすもう。

いつかこの、チャレンジングで前向きな、ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」の演奏を聞きたい。

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Posted by ブクログ 2011年11月27日

ジャズオーケストラ奏者による自己啓発本。
個人の体験からくる、やさしい語り口が特徴。
また、16人という比較的小さな組織をまとめる方法についても書かれている。
企業に勤めている人だけでなく、部活やサークル運営の参考にもなるだろう。

本書の最も重要な点は、第一章の冒頭部分に書かれている。

「居心地...続きを読むのいい場所では何も起こらない」

これは、ソーシャルメディア社会で、最も注意すべき点だと思う。

自然発生的に形成される現実のコミュニティは、必然的にある程度は居心地が悪い。
それは、コミュニティの参加者を自分で選べないからだ。
むしろ、入学・入社など、すでに形成されているコミュニティに自らが新参者として加わることのほうが多い。

一方、ソーシャルメディアは、自分を中心として、自らコミュニティを形成する。
例えば、Twitterで自分が見たい人だけをフォローした結果、タイムラインには自分と近い考えの情報だけが流れてくる。
このことは、非常にコンフォータブルな一方、バランス感覚を失わせてしまう可能性がある。
それに、自分の考えに近い人の発言だけを見たところで、自分の考えの発展は望みにくい。

例えば、英語が分からなくても外国人のアカウントをフォローしてみる。
そうすると、自分が英語が分からないことが身にしみる。

または、自分が大嫌いな意見の人をフォローしてみる。
そうすると、自分が考えていたことの欠点が見えてくる。

「見たくないものを見る」「居心地の悪い場所にあえて自らを置く」ことは、自分に欠けているものを見出しやすいと思う。

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