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Posted by ブクログ
「透過性恋愛装置」の主人公・牧田のホテル「エンピール」でドアマンを務める橋本と、年上で聞き上手な嵯上はバーの常連同士。
互いに惹かれ合っているのに、真剣に恋がしたいからこそ軽い男と思われるのを嫌い中々本音が言えない橋本と、気がないと勘違いしている嵯上。
スローながらも少しずつ距離を縮めていくストーリーが素敵でした♪
そして、今回も王子は色々とやってくれます。
正直、前作同様苦手なキャラではあるんですが、牧田がしっかりたっぷりお仕置きをしてくれて、それがまた良いんです!
もっとやれ!!(笑)
そういう意味で、北嶋はこのシリーズに欠かさない存在だなぁと思いました。
かわいさんの描く大人の男は、本当に私好み♪
牧田も嵯上も、本当に包容力があって、でもやっぱりエロくて素敵です!
Posted by ブクログ
『上海~』『透過性~』に続くシリーズ3冊目。
デザイナー×ドアマン
最初の方は描写が雑かなと感じたけれど、嵯上と橋本の距離がゆっくりながら縮まっていく描写が良かったです。
スマートだけど、ちょっとずるくて、本音がいえない大人の恋愛模様でした。嵯上に大事にしてもらってね、と思わず応援したくなります。
メインカップルが穏やかな分、他カップルがアクセントになっています。
ただ、ゴーイングマイウェイ北嶋により嵯上の印象が薄れたことは否めない。
『透過性~』のときは北嶋の思考回路が全くわからなかったのですが、今となっては「北嶋ってこんなやつだよね」と完全に慣れてしまいました。
私が一番滾ったのは牧田の「お仕置き」です。
『透過性~』のCD、他会社さんぜひ再販していただきたいな・・・。
追記
北嶋の暴挙について。牧田が「お仕置き」とは名ばかりの親父ぶりで北嶋に反省を促すわけですが、逆効果ですよねぇ。そこらへんをわかっててやっている牧田がホンモノだな、と思いました。いつまでも北嶋は北嶋でいて欲しいのね。お幸せに。
Posted by ブクログ
今回は、上海金魚シリーズ(帯の裏側に書いてありました)
かわいさんご自身は「透過性恋愛装置」のスピンオフとおっしゃっていたのですが・・・。
主人公は「オテル・ド・エンピール」のドアマン、橋本和樹。
もともとゲイです。
田舎から出てきたせいか世間知らず、人を疑うことを知らない、とっても良い青年なのですが、そのせいで、悪い男にだまされて、そこからは、まあ、恋愛に関しては、転落人生。
橋本くんの職場が「オテル・ド・エンピール」なので、華麗に牧田さん登場・・・と思ったら先に北嶋王子がきました。
開口一番「ねえ、あんた」(大笑)
相変わらずの傍若無人っぷりに懐かしささえ感じます。
そして、牧田さんは、職場では、相変わらず、と~っても素敵な上司。
橋本くんとは、部署が違うので直接の上司ではありませんが、入社時の面接と、とある事件が起こり、橋本くんと接点ができます。
そして、橋本くんがプライベートタイムに利用しているお店が登くんのいる「プルミエ」
「上海金魚」の佑季ちゃんと滝乃くんも出てきます。
そして「プルミエ」の常連?さん、嵯上匠人(ゲイですよ)
傷心のフリーのデザイナー、マテリアル系だそうです(よくわからない・笑)
デザイナーと言うことで・・・誰と接点があるかご想像にお任せします(今回、直接は会ってません~)
橋本くんと嵯上さんが比較的静かな方達なのでお話はしっとりと進みます。
うるさいのは、王子だけですね。それがまた良い。
本編「月一滴」の他に「月の滴」嵯上・橋本。「星の滴」牧田・北嶋。3編収録されています。
読者サービスですか?
ちゃんと牧田さんのおしおき、入っていますからご安心?ください。
初読みのときは、王子に全部もっていたかれた感ありましたが、2度、3度、と読みすすめていくうちに主人公のふたりにも目がいくという感じです。
良くも悪くも北嶋王子、最強のキャラクターだと思います。