あらすじ
ガンディーには、今の世の中が見えていたのか?――不屈の精神と、非暴力という知略でインドを独立に導いたマハトマ・ガンディー。実はガンディーには、困難にある人を言葉の力で鼓舞する、したたかな“言葉の人”としての顔、さらに、人間性のない科学や利益第一の暮らしに異議を唱えた、近代文明のラディカルな批判者としての顔があった。その言葉は、まるで今の日本の状況を予見していたかのごとく、力強く、奥深く、私たちの胸に迫ってくる。今こそ、半世紀以上の時を超えて語りかける導きの言葉に、耳を澄まそう。ガンディーが残した珠玉の言葉、170編。
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Posted by ブクログ
チェック項目30箇所。立ち上がったことは一生涯忘れられない記憶となる。亡き人の思いを受け継ぐ。人を信じる。人間性とは海のようなもの。数的の汚れで海全体が汚れることはない。裕福な人こそ粗食。飽食は弱者の糧を奪う罪。子どもは社会を映す鏡。復讐は世界を盲目にする。元々ガンディーは男尊女卑だった。妻から非暴力を学ぶ。少数意見こそ正しさがある。すべての改革派少数派が多数派に反対したことから。資産は社会からの預かり物。快適な暮らしには一定のレベルを超えると足かせになる。心豊かな生活・・・金銭欲、物欲から離れ品位のある暮らしができて初めて他者を思いやる人生を過ごすことができる。人間性を無視した愛情のない機械はあってはならない。不労所得は「泥棒」。良きことはゆっくり進む。自給自足から非暴力社会が始まる。 村に巨大産業はいらない。村には村のやり方がある。健康な身体には魂の力が宿る。身体は楽器。正しく管理・正しく使えば思い通りの音を奏でることができる。生きるために食べる。味わいとは空腹のみによって生じる。飽食→粗食。飲酒に適量はない。口呼吸→鼻呼吸へ。医者に任せる前に生活習慣や食生活を改める。過ちの告白は強くする。多数決を信じない。最大多数の幸福は誤り。51%の幸せで49%を犠牲にする。幸せとは誰かの幸せのために生き、その人の幸せな姿をこの目で見ること。愛は求めず与えるもの。愛とは許すこと。歴史は愛を記さない。喧嘩で殺人はニュースになるけれど仲直りはニュースにならない。あるべき姿を記すことはない。夫婦は対等。物差しは一つ。
愛が試されるのは一方が誠実を欠いたとき。友情が試されるのは一方が友情を踏みにじろうとしたとき。人まかせでは未来は築けない。不満からしか改革は起きない。人生はメッセージ。