【感想・ネタバレ】プルードン・セレクションのレビュー

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Posted by ブクログ

自由・平等・友愛を「真実の社会」の根本原理に据え、それを実現する体制としてのアナルシー、すなわちアナーキズムを提唱したプルースト。彼の思想の真髄を諸著作からの引用によって明らかにする。契約の原理によって社会を作るという発想は、フランス革命以降の世界に生きている人間にとっては理想なのは間違いない。問題は、それをどのように実践するかだ。

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2011年06月07日

Posted by ブクログ

ピエール・ジョセフ・プルードンは、201年前の1809年1月15日に生まれて1865年1月19日に56才で没したフランスの無政府主義者。

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2011年07月19日

Posted by ブクログ

プルードン著作からの選文集。
プルードンの著作は古い邦訳が幾つかあるだけで、マルクスと同時代のフランス思想の重要人物にしては注目度が低いわけだが、そのような日本の文献状況の中では、このように文庫で外観できるものがあるのはさしあたり便利である。
とはいえ、選文集である以上選者の考え方が色濃く反映され、また選者の読み方でプルードンを読まされることになる。文脈がわからないのでいまいち読んでしっくりしない部分がある。これは仕方のないことだが、そう感じたときに通読できる全訳が容易には手に入らざることは難儀である。
プルードン自身の思想は、労働と交換をベースにしたコミューン主義であるとひとまず概括してよい。労働と個人と社会の関係をいかにすべきかという問題が19世紀前半の大陸欧州の基本的思想課題であって、そのような見取り図のなかでプルードンは一つの独特な地位を占めている。

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2013年04月22日

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