【感想・ネタバレ】信長戦記(2)のレビュー

あらすじ

織田信長 覚醒の時!!
その背景には「友軍の離反」「戦友の死」…そして「川中島合戦」があった!!

桶狭間の合戦を制し、天下にその名を轟かせた尾張の雄・織田信長。だが平穏も束の間、かつての同盟国であった美濃・斎藤家との戦いが回避できぬ状況になりつつあった。しかし旧知の仲であり、信頼していた犬山城主・織田信清の突然の離反により、信長は危機的状況に立たされてしまう…そして、その離反の裏には、甲斐の虎・武田信玄も見え隠れしていた…

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Posted by ブクログ

ネタバレ

犬山城・堂洞城攻略編

大概のお話だと、桶狭間の後は墨俣・岐阜と、破竹の勢いで攻略していくように書かれる事が多いですが、その割に7年もの年数が掛かっていたりするなど、あまりこの辺の時期については知らない事が多く、地味な展開を予想していました。

ところが、織田信清が武田方により調略済みで、一色・今川も含めた信長包囲網が敷かれているという、ディプロマティックな展開に。
信清は犬山陥落後に甲斐に逃亡し、武田家の元で犬山鉄斎と称していたようなので、実際信憑性の高い話なのかもしれません。

また、第4次川中島合戦についても、お互いにミニマックス法=「生かし合い」を採用した結果、本陣同士が激突したという考察になっていて、これも面白かったです。

気になる点は、犬山城が落ちたのか落ちてないのかが不明瞭な所。包囲したまま二正面作戦をして勝てる程、織田家の動員数は多かったのか?という疑問が残ります。

とはいえ、秀吉のキャラも魅力的なので、引き続き3巻も期待します。

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2010年12月11日

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