あらすじ
世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」に出逢い、日本で自転車レースの立ち上げや選手育成などに関わってきた著者が語る、“自転車(ロードバイク)の楽しみ方”。東京から田沢湖に移住し、自転車のある暮らしを謳歌している著者だからこそ語れるツーリングエピソードやヒントがいっぱいです。
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Posted by ブクログ
主人公の方の自転車への情熱と
行動力は凄いと思いました。それに集った仲間達と自然豊かなコースでサイクリングの風景描写が
自分も走っているような
感覚になりとても気持ち良かったです。
Posted by ブクログ
もう、何年前になるだろう。本書の著者がアイルランド1周レース『ミルクラス』のレースレポートを自転車雑誌に掲載していたのは。年に1回のことだけど、毎回すごく楽しみだった。ついでに書くと、著者のもう一冊のエッセイ、グラニーギアも読んでいる。本書のエッセイの中でも、レースについて書かれた『風』の章が一番のお気に入りだったりする。
本書は6章立てで、春、夏、秋に挟まれるように、風、思、道が配される。自転車を語るうえで、いや、自転車に乗る人生を語るうえで、大切な言葉だと思う。それぞれの章で語られる著者の思想は、ミルクラスのレースレポートの時と変わらず、真摯な情熱にあふれている。自転車に乗る女性を、読者として意識した内容だと思うけれど、男女関係なく、自転車が好きな大人にはぜひ読んでほしい一冊だ。