【感想・ネタバレ】Gift with BIKE : 自転車が私にくれた贈りもののレビュー

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Posted by ブクログ

 もう、何年前になるだろう。本書の著者がアイルランド1周レース『ミルクラス』のレースレポートを自転車雑誌に掲載していたのは。年に1回のことだけど、毎回すごく楽しみだった。ついでに書くと、著者のもう一冊のエッセイ、グラニーギアも読んでいる。本書のエッセイの中でも、レースについて書かれた『風』の章が一番のお気に入りだったりする。
 本書は6章立てで、春、夏、秋に挟まれるように、風、思、道が配される。自転車を語るうえで、いや、自転車に乗る人生を語るうえで、大切な言葉だと思う。それぞれの章で語られる著者の思想は、ミルクラスのレースレポートの時と変わらず、真摯な情熱にあふれている。自転車に乗る女性を、読者として意識した内容だと思うけれど、男女関係なく、自転車が好きな大人にはぜひ読んでほしい一冊だ。

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2019年11月05日

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