【感想・ネタバレ】学校ともだちのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2013年08月14日

舞台は、近未来の終わりゆく世界。
オヅ先生は、学級日誌を書くことを提案する。
生徒であるトィ、ノッブ、チロ、ノンノン、チハヤは、交換日記みたいに日々の出来事を綴る。項目は、「きょうの出来事」「学習」「反省」「担任の欄」である。

日誌を通して、生徒達の関係と物語の世界観を覗くことができる。
パズルの...続きを読むピースを1つ1つ嵌めていくように、全容が表現されていく。
それを紐解くのが楽しい。
また、学級日誌形式というのも懐かしさがこみ上げる。

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Posted by ブクログ 2011年05月12日

大好きな本です。
学級日誌という形式でも、各キャラの正確がよく分かります。
長野さんの作品のほとんどにいえますが、未来が舞台なのに、どこか懐かしい雰囲気が漂います。

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Posted by ブクログ 2019年12月03日

面白かったです。
少年たちの日々と世界が、学級日誌を通して描かれています。
学校ともだちとの生活のなかで悩みながらも成長していく少年たちが眩しい。
そして言葉の端々から浮かび上がってくる、破壊されつつある世界。紫外線の影響で夏期は外出規制があり、普段の外出もままならない。5年後には『選抜』という制度...続きを読むもある…。食料などにも問題があるようです。仄かなディストピア感、好きです。
担任のオヅ先生が素晴らしいです。厳しくも優しい、理想的な先生だなぁ。

「きょう解決できないことがあっても、あしたはうまくゆくかもしれません。そう考えるようにいたしましょう」

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年08月20日

これまた久々に読みました。
このお話、短くて簡単なのに、長野まゆみすごい!!!といつも思います。
世界観やら物語の形式やら、この短さでまとまっていて・・・
出来れば続きが読みたいくらい。
長野作品に出てくる先生の言葉づかい(丁寧語)がとても好きで
いつも憧れてしまう。
もう学校には程遠い世界にいるけ...続きを読むれど、この先生の言葉は
大人の私にもとても有効です。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

図書室に入れてもらった。

学級日誌に書き込まれる日常を追いかけていく。

一生懸命に毎日を駆けていく少年たちに、ちょっぴり元気をもらえると思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

小学生であるらしい級友たちが綴る学級日誌。先生の真摯な受け答えが印象的。学級日誌を書く時間ってなんだか忙しなかったから、あんまり気の利いたことも書けなかったなあ。まあ時間があっても書けなかったかもしれないけど。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

日誌形式で綴られるある学級の人間関係の変化と言うのが大筋でしょうか。どんどん仲が良くなっていく生徒とその背景にある何か切なくなるような世界観が印象的。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

すべてが日誌形式で書かれているちょっと変わった本。
けど日誌が1年進む中で喧嘩して学んで成長していく少年達の姿にとても惹かれる。

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Posted by ブクログ 2016年03月29日

1年間の学級日誌を通して、成長していく少年たちの姿を追うことができるお話。それぞれが抱える悩みや、わだかまりも前向きに話し合いで解決していこうとする姿には勇気付けられる。
トィとシュウイチにはこれから仲良くなっていってほしいなぁ。

……そんな日常とは裏腹に学校の外の環境は悪化する一方…。謎のシェル...続きを読むタア・シティやこれから行われるであろう食物の配給制度。紫外線が原因で病気になる子供が増えていたりなんてしていて、すごく怖い…。
(そういえば、あんまり関係ないけれどこの頃の長野まゆみさんの著書である『天球議会』や『テレヴィジョン・シティ』も食べ物は配給制だったような…)
初期の頃の作品に見られる、こういった環境問題を交えたお話を読むと、決してこれは物語の世界の話だけじゃないんだなぁ…なんて考えさせられます。他にも、オヅ先生の欄を読むと公平と多数決の話なども勉強になりました。

追記
ペーパー・ウエイトが何かわからなかったので調べてみたら“文鎮”のことでした。画像検索するとオシャレなペーパー・ウエイトの写真がいっぱい出てきて素敵です。

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Posted by ブクログ 2016年02月25日

子供達の心の交流、という物語だけでも十分面白いのに、さらにそこに近未来的な問題をつけるのが長野先生さすがだなと思わせる。

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Posted by ブクログ 2010年05月20日

しっかり者のノッブ、ノッブの親友であるトィ、少し幼いチロ、口より先に手が出るタイプのノンノン、彼と犬猿の仲である学級委員のチハヤ。彼らが担任であるオヅ先生に、学級日誌を通じてクラスや自身たちのことを伝えていく。移り変わる四季とともに、彼らの関係や心も変化し、成長を遂げていく。

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登場人物...続きを読むたちが日記形式で綴った文章がそのまま本文になっているというのは大変面白いと思った。長野作品に登場するキャラクターの特徴をおさえた5人と、環境破壊の進んだ、近未来の世界観。長野ワールドは健在である。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

学級日誌形式がおもしろくもあり、もどかしくもある小説。(笑)
文章の書き方にもちゃんと個性が出ていてホントに少年たちが書いたような臨場感があります。
「終わりゆく世界」という言葉から連想するような暗さは全くなく、みんな生き生きしてる。
未来の話なのになんとなく懐かしさを感じる。

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