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Posted by ブクログ
試験と考えて取り組むと固くなるがクイズと思って取り組めば楽しくなる。
受験生の本というより大人の知的参考書といった感じか。
この手の本にありような情報と一風違った切り口による考え方、大変参考になった。すぐに現実に取り入れるのは難しいが頭に入れておけばいずれ役に立つだろう。
だけど、実行しなければ役には立たないということは何においても一貫している。
Posted by ブクログ
問題を解くために、大学受験を中心としながら、受験や資格試験で伸び悩む人が対象。
この本で書かれていることは大きく2つ、
・問題には「手がかり」と「雑音」があり
「雑音」をうまく排除しつつ「手がかり」を得ながら
問題を解く。
・そのためには問題を解くための知識と観察力(判断力)が必要。
そんなことが書かれています。
学生時代、問題を何とか読めても問題を解けなかった当時の自分に
「お前らそんなこともわからないのか~、
うふふ、じゃあちゃんと教えるからよく聞いてね」
とスパイスもありつつやさしい先生の授業を思い出しました。
私個人的には先生方に特に読んでもらいたい。
なぜならこの本にも少し触れられているが、
先生の悪い影響を受けてしまって勉強が嫌いになってしまった
子供が現実問題いるからです。
是非この本を多くの人々に読んでもらって
問題を解くとはどういうことか一人ひとりが考えるいいきっかけに
なってもらいたいです。
Posted by ブクログ
≪目次≫
はしがき 問題を解くということ
第1部 問題はどのようにできているのか
第1章 問題は野原に咲いている花ではない
第2章 雑音の正体
第2部 有効かつ有意義な勉強法
第1章 試験準備に向けた勉強のあり方
第2章 どのような知識を手に入れるべきか
第3章 観察力とは何か、いかに手に入れるか
第4章 得点力の鍵「判断力」
≪内容≫
代々木ゼミナール英語講師の入試擁護論(?)というべきものか。そういう意味で和田秀樹の諸著書と同類かもしれない。
ただ、和田氏と違い、観念論ではなく実践論で埋め尽くされているのがミソ。
英語の例が多いが、実際の入試問題を挙げて、出題者の意図を読み取り(まさに解き方のテクニックなのだが)、「知識」から「知恵」へと変換させた勉強の成果を活かして(観察力や判断力という言葉を使っている)、解いていけば、入試のヤマは越えて行ける。そして、そのテクニックは大学入試のためだけでなく、人生においても使えるものだ(これはサラっとしか書いてないが)、と説いている。
私的には、思っていたことを和田氏とは違った視点で表現され、まさに腑に落ちた思いで読んだ。ただ、皮肉な口調は読者を選ぶかもしれない…