感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
10年くらい前が初読。 やっぱり何度読んでも読み終わった後にもう一回読み直したくなる作品。
若松くんのがちがちな偏屈者、ってほどでもないキャラクターが割りとリアル。 実写が残念だった記憶が…今新たにやっても行けると思うんだけどなあ。
Posted by ブクログ
今日は月曜日じゃないの?何言ってんの今日は火曜日だよ。
日曜日の次は月曜日でしょ?当たり前じゃない。
自分1人ではこの謎は解けないそう思い自分の日記を確認すると
同級生の優等生和彦を頼るように記されていた。
主人公翔香は他のみんなと違う時間の流れを感じるようになった。
翔香にとっての明日はみんなにとっての昨日だったりする。
どうやったらこの時間の流れから開放されるのか
また、なぜそうなってしまったのかその謎を解いていくお話です。
意識だけのタイムリープ、安全だとわかれば移動できる時間。そもそも日曜日からの未来である1週間に移動しているってことは安全だったってことの証明にはならないのかと考えた。謎を少しずつ解き明かす書き方は入り込めました。
Posted by ブクログ
月曜日だと思って学校に行ったら、火曜日の時間割りだった。なぜ月曜日の記憶がないのだろう。記憶喪失にでもなったのか、それとも自分の中に違う自分がいるのか。不安なまま帰宅した翔香は月曜日の日記に、自分の筆跡で書かれたメッセージを見つける。クラスメイトの若松和彦に相談しろ、と。
水曜日、翔香は和彦に自分の身に降りかかった出来事を話すが、肝心の和彦は何も知らなかったし相手にもしてくれない。しかし翔香がその後何回か時を跳び越え、その証拠に未来を予言して見せると、この現象の解明に和彦は協力してくれるようになる。はたして何が原因で翔香はタイム・リープするようになってしまったのか。翔香は普通に時を過ごせるようになるのだろうか…。
翔香が行うタイム・リープは、精神だけの時間移動である。つまり、翔香の身体は途切れることなく時間の流れ沿って存在しているのに、翔香の意識だけがぽんぽん跳んでいるのだ。危機を感じると安全な時間を求めて跳び、自分が無事だったことが分かると元の時間に戻ってくる。そういうメカニズムらしい。
跳んだときにできる時間の空白が、後でその時間に戻ってくることによってパズルのピースがはまるように、ぴったり埋まっていくさまが快感である。最初のピースと最後のピースが繋がって完成した図は、きちんと枠に収まっていて見事としかいいようがない。
和彦がかっこよくて、頭が良くて、運動も出来る、けれど女を寄せ付けない雰囲気を纏う反則的なキャラだったり、その和彦と翔香があれやこれやあってなーんかいい感じになってしまうあたりがいかにもライトノベルだけどね。