【感想・ネタバレ】「逃げるな、火を消せ!」戦時下トンデモ「防空法」のレビュー

あらすじ

「逃げるな、火を消せ!」のために、空襲被害を拡大させた防空法。空襲が予想される都市から、逃げることは、戦時中の“防空法制”によって避難は禁止されていた。「御国のために命を捨てて消火せよと強制された」、「徹底した情報統制と安全神話で、空襲は怖くないと宣伝されていた」というトンデモな防空法。
本書は、戦時中の市民がおかれた状況を具体的にイメージできるように、戦時中の出版物や写真をたくさん掲載して、この法律のあまりのトンデモさをリアルに理解できる本である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸時代、火事は延焼が怖いということで、まずは火を消せ打ち壊せが常識だったそうだ。でも、戦時下の火を消せは延焼を防ぐという意味より、集団心理の意味合いの方が強かった。

ちょいちょい前衛的だなあと思いながらも、ご近所付き合いは昔から普通にあったというのはここら辺の影響もあるんだろうなと正直思った。だからと言って、ご近所付き合いいらなくね〜とは思ってないのだが。

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2016年12月11日

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