【感想・ネタバレ】人生を変える新しい整理整頓術 人間関係のおかたづけのレビュー

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Posted by ブクログ

言いたいことが簡潔で、大変良かった。箱理論、実践しよう。

p.53 「お客さんの箱に入れた人は、こんな風に扱わないといけない」と言うルールがあるので、それに従って対応します。すると、その人がどんな性格であろうが、どんな価値観を持っていようが、「お客さん」としてしか見ることができなくなってしまうのです。その人自身ではなく、その箱の構成員としてしかその人を見られないのです。社会人になるとどんどん箱が増えていきます。箱に振り分ける際の判断材料に、相手の性格や自分と合う、合わないは入っていません。すると、自分にとって合わない人、意地悪な人、嫌な人、苦手な人、こういったネガティブな感情を持つ相手も一緒の箱に入ってしまい、後から移動させることができないのです。

そして、どんな時も丁寧に扱わねばならない、ニコニコしなければならない、言うことに逆らってはいけない、反発してはいけない、と言う箱のルールがあるとするとどうでしょう。それこそが、人間関係において、ストレスを感じる最大の理由です。

p.60 入れる箱を間違えると悩みが増える
同じ相手でも、箱の種類が変わることがあります。例えば、友達から恋人になって、また友達に戻ったと言う時です。結婚もそうです。すると、入れた箱の種類によって接するときのしんどさが変わってくる場合があります。

p.67 その人が接している100人全員にひどい態度をとっているとしたら、人格的な問題ですが、そうではなく、「自分には特に当たりがつよい」「特定の相手にだけ高圧的」と言う場合が多いはずです。これは、相手があなたに対して「1戦を超えて踏み込んできているために起こることです。その人はあなたのことを、「この人には踏み込んでも受けれるから、好きなことを言っていい」と思ってしまっているのです。距離感の問題です。

p.74 新しい箱で、新しい一方、踏み出そう
・理由なく、惹かれる箱(理由はわからないけど、何故か気になる人)
・一緒に過ごしたい箱(楽しい、面白い、また会いたいと思う人)
・どうでもいい箱(社交辞令の付き合いの相手、距離をおきたい人、困ったらここに入れる)

p.85 愛情の有無と「どうでもいい」とは無関係
親や子供はどうでもいい箱に入れていいのか?
答えはオッケーです。親であっても、付き合いがしんどいならしんどいと言う感情をもたらす相手です。大切な子供でも、ストレスを感じるなら、自分にはストレスをいっぱいもたらさいたのです。だからどうでも良い箱に入れるのが正解なのです。

p.95 仮面をかぶって演じる
その相手に対して1番ストレスがかからないキャラで接すること。相手にとっても都合不都合がない、さらに自分のエネルギーを1番消費しない仮面を被るのです。「この人に対してはこのキャラで行く」と言うのを決めましょう。

・「すぐに機嫌が悪くなって起こりだす上司→ hey普段からその人よいしょしていい気持ちにさせるキャラ、人の話を聞き流すキャラ
・人のあら探しばかりしている面倒なご近所さん→ hey細かいことに全然気がつかない大雑把なキャラ、他人に関心がないキャラ
・やたらメッセージを送ってきて、返事を要求する人、気が重くなるLINEをしてくる人→すまほー見ないキャラ、返事が遅いキャラ
・プライベートに付付踏み込んでくる先輩→他人とは関わらないキャラ、1人の世界が好きなキャラ
・壁が乗らない誘いを頻繁にしてくる顔見知り→集まりが苦手なキャラ、趣味の予定でいつも待ってるキャラ
・つまらない世間話ばかりする自治会の人→愛想はいいけど中身がないキャラ、ニュースに疎いキャラ

p.103 一緒に過ごしたい。箱の人との付き合い方。

その人と一緒にいる時、自分は何が楽しいのかを考えている
・時々会って食事をしたり、お酒を飲んだりすると楽しいけれど、一緒に旅行に行ったら、いろいろなところでズレを感じて楽しめなかった
・趣味の話では、家があって盛り上がるけれど、ルーズなところがあり(約束の時間に遅れる、借りたものを返さない)、一緒に出かけるのは避けたい
・博学でいろいろ教えてくれて、とても尊敬できるが、なぜか急に不機嫌になる時があり、お付き合いづらさを感じることがある
・ランチをしたら、あっという間に時間が過ぎるほど楽しいけれど、酒癖があまり良くないので、夜は行動を共にしたくない
・仕事の打ち合わせでは、他にないほどに意気投合したけれど、プライベートの話になると気まずい空気が流れる

p.112 特別な関係を相手とともに築いていく
理由なく惹かれる相手を、社会や他人が作った定義の箱に当てはめる必要はありません。特別な箱を用意して、付き合っていく中で、オリジナルの関係、特別な関係を育てていく感じです。

p.152 全員が等しく平等に自分のことばかり考えているわけですから、あなたも堂々と自分のことばかり考えていいのです。

そんなに自分のことばかりを考えてはダメ、わがままはやめなさい、と言ってくる人は、あなたにマウントを取りに来ているのです。あなたは私のことをもっと考えなさい、私のことをもっと大事にしなさいというのが、その人の本音です。あなたに言うことを聞かせるための手段としてそう言ってるだけ。それに乗る必要は全くありません。

人間関係を片付けるのは、自分の本来の姿を出して、自由に楽に生きることが目的です。自分の本来の姿、自由の姿に生きると言う事は、自分のだめな部分、ポンコツな自分を出すことになります。自由に生きるといっても、ポンコツのところを見せたら、人から嫌われてしまうのではないかと、不安に思う人もいるかもしれません。でも、ポンコツな部分を見せたところで、離れていくような人は、もともと一緒にいる人ではないと言うことです。そういう人とはご縁がなかったのに、ポンコツな部分を見せまいと、あなたは頑張って、相手に気を遣って我慢していることで、縁をつないでいたのです。そのような関係は、むしろ、片付けてしまったほうがすっきりするのではないでしょうか。以前の自分でお付き合いできないような人は、さっさとどうでもいい箱に入れて、その人との心の距離を遠く離してしまいましょう。

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2023年05月02日

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