【感想・ネタバレ】990円のジーンズがつくられるのはなぜ? ファストファッションの工場で起こっていることのレビュー

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Posted by ブクログ

中学生世代にSDGsを身近に感じてもらうために、なにをきっかけにしたらいいだろうか……
と悩みまくってこの本にたどり着いた。
少しでも多くの子が気づいてくれますように。


ファストファッションが悪!とか不買!
なんていう結論になっていたらどうしようと思ったけど、着地点もお見事だった。
知りましょう。そして、大事に着ましょう。

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2022年11月12日

Posted by ブクログ

ファストファッションの裏側についてわかりやすい言葉で説明されている本。
新しく得る知識は特になかったのでバングラデシュの女性たちについておさらいした感じになりました。本が出版された頃よりは彼女達の処遇は改善されているといいなと思います。

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2023年11月11日

Posted by ブクログ

常々、GUなどに行く度に安いお洋服がどのように作られてるのか気になっていた。
「990円ジーンズは、さすがにこの値段だから、縫製も自動化されてるんだろう…」となんとなく考えていたが、甘かった。
裁断は機械らしいけど、縫製は人がミシンで縫っていた。
しかも想像以上の低賃金の過酷な労働環境下で。

私も小市民なので良いものを安く買いたい。
安く買えたらありがたい。
でも、価格が安いのには理由がある。
適正な価格で売られてないものにはどこかで誰かが無理をしている。
それが他国の人々の暮らしの犠牲なのだとしたら、それは嫌だと思う。

著者も本著の中で書いていたけど、自分のことしか考えない態度や、目先の利益だけを追い求める性急さは巡り巡って自分に返ってくると思う。
経済の歪みや地球環境の異変となって。
だから私はなるべく適正な価格で買いたいと思う。
適正な価格で売られているものを選びたいと思う。
改めてそう感じさせられた一冊だった。

あと多国籍企業についてや、バングラデシュという国の成り立ちや歴史の勉強にもなった。経済や国際社会の用語解説も親切なので、小学生くらいから読めると思う。

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2019年07月30日

Posted by ブクログ

だいたいの仕組みは知っていて、興味があったので読んだ。
が、こんなにも過酷な労働環境だとは知らなかった。
ファストファッションが増えるほど、安い賃金で劣悪な環境で働かされている途上国の女性が増えるのね。
だからといって不買運動をするのも解決にならない。
考えさせられる。

章別に、縫製工場で働く女性の話、ジーンズが作られる工程、工場の仕組みや問題点、私たちにできることなどがわかりやすく書かれている。
なぜ女性が多いのかも納得させられる。

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2018年12月18日

Posted by ブクログ

990円の格安でジーンズは、低賃金・低労働条件で働くバングラデシュの女性労働によって成り立つ。
食料にしても衣料にしても安くて簡単に手に入る日本。そのルートをたどっていくと、誰かの犠牲が垣間見れる。
グローバル化した世界の歪みを考えるきっかけになる一冊。

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2018年04月07日

Posted by ブクログ

ファストファッションは何故安いのか?

この書籍の舞台であるバングラデッシュの歴史や縫製工場の現状を分かりやすく説明されている。

私はアパレルの仕事を携わっているので、だいたいの事は知っていた。

この本では具体的に説明されているので現状をイメージしやすい。

ファストファッションの負の連鎖の解決策は一体どうすればいいのだろうか。

どうやってこの負の連鎖にピリオドを打てばいいのか分からない。

ブランド側のイメージもあるので、このいった裏側を消費者に知られたくない。という企業のエゴも存在する。

でも、若い人達やファストファッションを購入する人には、安くて商品サイクルが速いという裏側・カラクリがどうなっているのかは、知るべきだと思う。

ちなみに題名の990円ジーンズとは、、、日本でGUが発売した990円ジーンズ。
当時一気にGUの知名度が上がった。これを皮切りに他のアパレルメーカーがこぞって価格戦争に乗り出した。 ドンキなんて690円のジーンズを販売していた。
(もちろんメーカーは大赤字。)

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2017年02月21日

Posted by ブクログ

ずっと気になっていた安い洋服の背景がわかりやすく書いてある。なんとなくな想像が知識になった感じ。物に支払うお金は、物に関わる全ての人達への感謝であるべき。それがちゃんと届く仕組みを。じゃぁどうするのか、という答えは誰も持っていないという現実。

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2016年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

断捨離入門中の私は結局どこで買えばいいのって話

ファストファッションで安く売るには、安く作る為に人件費の安い人達を酷使してる。
酷使されてるけど、仕事がなくなると大変だから物は買ってくれ。会社には変わってくれ。
物にも環境にも優しいエシカルファッションというものを取り入れる。古着はリサイクル。

古着を回収してるのって近場だとユニクロだし
環境負荷を考えると日本で作ってるモノがいいんだろうけど、もう何を着たらいいかわからない年頃でそれどころじゃない。

最初は
どの話も突っ込んで聴けてないんなら載せるなとか
男はクズって話っぽかったけどね。

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2016年09月19日

Posted by ブクログ

 ユニクロやGU、H&Mなどのファストファッションはなぜあんな低価格で商品を売ることが可能なのか……という本。
 人件費の安いバングラディシュの工場で働く女性たちのエピソードが挟まれるのだが、人件費と工場の劣悪さと、それによる単価が図示されず、ロジカルよりは感情に訴えかけるつくりになっているのが残念。
 中学生向けだからこういう本になったのだとしたら「かわいそう」で終わってしまうんじゃなかろうか。

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2016年02月10日

Posted by ブクログ

ファストファッションの低価格のからくりについて、中高生向けに書かれたもの。実態調査や統計を示しながらわかりやすく説明されている。なぜ服がこれほど安く売られているのか、その仕組みを知ることは大事だと思う。

ただしかし、読み終えると、では私たちは一体どうしたらいいのだろうと途方に暮れてしまう。安い安いと喜んでばかりいてはいけないとは思うが、著者も言うように「買わない」ということでは何も解決しない。グローバルな企業戦略に対抗できることってあるんだろうかと無力感が募る。

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2016年02月28日

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