あらすじ
強迫症は本人の生活がとても苦しくなり、また、家族や近くにいる人が巻き込まれてしまうことも多い。本書では、さまざまな強迫症のタイプを提示しているので、困っている人にとっては自分に合ったケースを見つけることができるだろう。また、治療についても「ひたすら我慢する」「嫌なことをする」といった誤解のない理解を目指し、臨床現場でよく聞かれるQ&Aも盛り込みながら家族対応についても詳細に記載している。
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Posted by ブクログ
治療者のみならず当事者にも読みやすいよう丁寧に書かれています。
暴露一辺倒のやり方ではなく、心理教育や家族支援のポイントなどが簡潔に整理されていて読みやすくすぐに読み終わりました。
不安階層表はSUDの低いところから高いものへ順に進んでいくと思い込んでいましたが、本書ではさまざまなレベルをランダムに暴露していくことで暴露の効果を下げることを防げると述べられています。
そのほか、治療効果を下げないための、あるいは逆効果にしないための治療的視点が繰り返しあり、折に触れて確認したいと思います。
匿名
新しい治療法の解説は良い
新しい治療法の解説に触れているのは良いです。
ただ文字ばかりでイラストがないので読みづらいです。
説明だけでワークシートになってるわけでもなく、全体的には敢えて読むほどの内容ではなかったなと思いました。