あらすじ
桜が咲きはじめると、道行く人々は足をとめ、その数日間は花に心を寄せます。天気に一喜一憂し、そわそわしながら満開になっていく桜を心待ちにするのはどうしてなのでしょう。いっせいに咲く桜の花には魔法のような力があるのかもしれません。3月半ばから4月半ばの約一か月、川沿いの桜並木で繰り広げられる自然と人間のささやかなドラマをお楽しみください。
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Posted by ブクログ
【娘6歳セレクト】
この時期ならではのチョイス。
桜が咲くまでの蕾の様子、
子どもが見たことない夜桜の描写、
散ったあと新緑へ向かう姿、
どれもとてもきれいだった☆
桜が散って寂しかったけど
そうじゃないことを母も教えてもらった。
Posted by ブクログ
みんなが急ぎ足で通り過ぎる駅までの道。春になって桜が咲くと、誰もが足を止めて見上げます。屋台が出て、夜桜見物もにぎやかに。普段の道が一変します。そして桜が散ると…。日本人の心の風景、桜が咲くと誰もがウキウキしますよね。
Posted by ブクログ
桜が芽吹くまでと、散りゆく様を美しく描写した絵本。どちらかと言うと大人向けの淡々とした印象だが、合間合間に人々の日常の1ページが垣間見えるところが趣深い。
印象的だったのは鳥達が桜の花の蜜を吸いに行く様。普段見ることの無い光景に思わずほっこりする。桜の持つ魅力を存分に描いた良作である。
Posted by ブクログ
あらすじにある
「3月半ばから4月半ばの約一か月、川沿いの桜並木で繰り広げられる自然と人間のささやかなドラマをお楽しみください。」
まさにでした。
絵がとてもきれいで、桜のようすがとてもよくわかる。
大人が読んで楽しい絵本。
Posted by ブクログ
子どもに、というより大人がしみじみと季節の移ろいを感じる絵本だと思う。
桜の木の下、そろそろ芽吹く頃だが、誰も見上げることなく通り過ぎていく。
芽が膨らみ、ピンク色が顔をのぞかせ、つぼみがほころび、うすい花びらが開く。
鳥たちの囀りとともに桜が咲くと、みんな見上げる。
夜になってもたくさんの人。
週末は、あちこちの桜の下で宴会。
見上げるとピンク色のてんじょう。
そして、雨が降り、風が吹き、桜の木は、次の準備へ…
やがて、みどりのカーテンになるのだろう。