【感想・ネタバレ】プロが教える 親子キャンプ読本 アウトドアで子どもの感性を楽しく伸ばすのレビュー

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Posted by ブクログ

10歳未満の子供を連れてアウトドアする方にはおすすめの一冊。初心者からソロキャンできる上級者で考えが定着してるひとにも子連れアウトドアをするなら一読してみては、と思う。
この本ではまず親子キャンプの良さが理論的に語られていて、これがなかなか面白い。そして「アウトドアに怪我はつきもの」と断言してから、怪我の防ぎ方をかなり丁寧に書いている。包丁や鉈などの使い方、補助の仕方、どうやったら怪我につながりやすいか、熱中症や低体温症、やけどの防ぎ方、処置の仕方、疲労や親の声かけで不機嫌になる子供のことまで細かく書いてある。
子供に何もさせなければそりゃ安全だけど刃物や火を使う危険なことも大怪我につながらないように気をつけつつ子供にさせてみよう、ってスタイル。
外での簡単な遊びも結構書いてあって、これいいなと思うものも多い。これまで子供の世話をしていてある程度子供の世話に慣れているとじぶんでは思っていたけれど知らなかったことも多い。
「キャンプに正解はない」というのも、かたくなった大人の頭に良い言葉。レトルトを使ったり便利なスマホを活用したり市販のおもちゃを持ってきたり、「アウトドアだからデジタルなものは使わない!全部手作りで!」という考えにとらわれるより、とにかく親子で楽しい時間を過ごすことが大事だなと気付かされる。本自体は薄いけれど子持ちにとってはなかなか有益な情報が多く、読んでよかったと思える一冊だった。

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2022年07月04日

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