あらすじ
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★ 自然の中で楽しいひと時を作る
アイデアとノウハウを紹介。
★ 手ほどきのポイント・ケガ防止&応急救護・
様々な遊び…etc.
◆◇◆ 本書について ◆◇◆
キャンプとは本来、誰もが自然の中で
自由な時を過ごしてリフレッシュしたり、
自然な自分を取り戻したり、
教育的な要素をもっているもの。
しかし、少しねじれた正解と
不正解感が発生したりして、
本質が置き去りにされかけている気がします。
この本は、ファミリーキャンプを
これから始めたいという方のために、
いわゆるキャンプ道具の善し悪しや、
美味しい料理レシピなどは割愛して、
もっと本質的な子どもの成長や、
大人も子どもも自然の中で解放されるために必要な視点、
安心して大人が子どもに
キャンプのハウツーを教えるポイントや方法、
もしものケガや病気の対処法などを
書かせていただきました。
一般的なキャンプ本とはちょっと違った内容ですが、
皆さんのキャンプがより豊かな時間に
なってもらえたらうれしいなと思っています。
長谷部 雅一
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ PART1
親子キャンプで得られること
* まずは家族で楽しむことが大切
* 失敗したけど失敗じゃない
* キャンプは非認知能力が育つ最適な環境
* 親子関係のつなぎなおしができる
・・・など
☆ PART2
子どもにキャンプを教えるための心得
* キャンプに正解なんてない
* 大人の大切なスタンス10
* 子どもの理解を深める5つの視点
* 親子キャンプでの実体験
・・・など
☆ PART3
キャンプ中に心がけておきたいこと
≪キャンプを有意義にするために
大事にしたい3つのタイミング≫
* ビフォーキャンプ
* キャンプ本番
* アフターキャンプ
・・・など
☆ PART4
子どもが大ケガをしないための考え方
* 大人が備えておくべき最低限の知識と考え方
* 刃物の安全な使い方
* ヤケドをしない焚き火の方法
* キャンプの生活のしかた
・・・など
☆ PART5
キャンプ場でのおすすめの遊び方
≪キャンプ場で何をしようか≫
* 何をしようか? は子どもと相談する
* 情報提供も大切
≪おすすめの遊び方≫
* 市販の道具も率先して使って遊ぼう
* 自然の中だからこそやりたい遊び
・・・など
☆ PART6
もしもが起きたときの対処法
≪落ち着いて対応するための心構え≫
* まずは〝もしも〟を未然に防ぐ準備をする
≪事故やケガ・病気が発生したときの対応チャート≫
* 困ったら・困る前にキャンプ場に相談
* 持っていくべきファーストエイド
・・・など
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
10歳未満の子供を連れてアウトドアする方にはおすすめの一冊。初心者からソロキャンできる上級者で考えが定着してるひとにも子連れアウトドアをするなら一読してみては、と思う。
この本ではまず親子キャンプの良さが理論的に語られていて、これがなかなか面白い。そして「アウトドアに怪我はつきもの」と断言してから、怪我の防ぎ方をかなり丁寧に書いている。包丁や鉈などの使い方、補助の仕方、どうやったら怪我につながりやすいか、熱中症や低体温症、やけどの防ぎ方、処置の仕方、疲労や親の声かけで不機嫌になる子供のことまで細かく書いてある。
子供に何もさせなければそりゃ安全だけど刃物や火を使う危険なことも大怪我につながらないように気をつけつつ子供にさせてみよう、ってスタイル。
外での簡単な遊びも結構書いてあって、これいいなと思うものも多い。これまで子供の世話をしていてある程度子供の世話に慣れているとじぶんでは思っていたけれど知らなかったことも多い。
「キャンプに正解はない」というのも、かたくなった大人の頭に良い言葉。レトルトを使ったり便利なスマホを活用したり市販のおもちゃを持ってきたり、「アウトドアだからデジタルなものは使わない!全部手作りで!」という考えにとらわれるより、とにかく親子で楽しい時間を過ごすことが大事だなと気付かされる。本自体は薄いけれど子持ちにとってはなかなか有益な情報が多く、読んでよかったと思える一冊だった。