【感想・ネタバレ】ぼくは6歳、紅茶プランテーションで生まれて スリランカ・農園労働者の現実から見えてくる不平等のレビュー

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Posted by ブクログ

平易な文章で読みやすい。スリランカに旅行に行き、歴史的背景について知りたくなったので手に取った。長いこと西洋諸国からの支配を受けてきた為、観光地にはオランダやポルトガルの美しい建物がある。自然が美しく、リゾートに行くには素晴らしいロケーションだった。でも一方で富の格差は大きい。2019年頃の経済破綻以後も、政治は揺らいでいる。同じスリランカに住んでいる人の中にも、この本に書いてあるように不当な扱いを受けている人がいる。人は生まれながらに平等ではなく、過去から連綿と続く差別と格差の中で生きていると感じた。日本でも感じるが、諸外国はそれ以上だ。紅茶を飲む時はその事実を忘れずにいたい。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

スリランカの紅茶プランテーション農園に生まれ、働く人々の生活が、100年以上も前の植民地支配の時代からほとんど変わっていないという衝撃的な現実を知ることができます。文体は平易でページ数は少なめなのでジュニア(中高生)向けだと思います。大人ならさっと読み終えることができるでしょう。高校地理では、スリランカは南アジアの国で気候は熱帯、茶の栽培が世界的に有名、かつて仏教徒のシンハラ人とヒンドゥー教徒のタミル人の対立から内戦があった、ことくらいしか学びませんが、この本からはもっとたくさんのリアルが学べます。フェアトレードやSDGsについてもほんの少しですが触れられています。

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2021年03月08日

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