【感想・ネタバレ】クライエントの言葉をひきだす認知療法の「問う力」 ソクラテス的手法を使いこなすのレビュー

あらすじ

クライエントにちゃんと「質問」できてる?
認知療法の経験豊富な中堅臨床家たちが,セラピストの質問力・問いかける力を高めて,心理療法を効果的に実践できるコツを伝授。
第1部は、海外のテキストで必ず言及されている「ソクラテス的手法」について詳細に解説したオーバーホルザーの論文を包括的かつ実践的に説明。第2部では、短期間の認知療法で症状が改善するのはどのような人たちなのかを、サフラン&シーゲルが開発した短期認知療法適合性尺度(Suitability for Short-Term Cognitive Therapy Rating Scale:SSCR)を紹介しながら解説。
認知療法の初学者には先輩からの「紙上後輩指導」として,すでに認知療法を実践されている方には過去の面接を振り返り,自身の「問う力」を再分析・再検討するのに最適な一冊!

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Posted by ブクログ

海外における認知療法としてはもはや定番中の定番であるソクラテス的質問法を扱った、日本人著者による本という時点で、称賛に値する。
内容も章ごとに分類されており全体像が掴みやすい上、適切な対話例が豊富に盛り込まれており、楽しく実感を持ちながら読み進めることができた。ここまで納得感の高い臨床の本も珍しく、臨床心理学を学ぶ人ならば手にとって損はないと思われる。

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2020年09月21日

Posted by ブクログ

ソクラテス式質問法について、具体的かつ体系的にまとめられていた。実際のやり取りも豊富なので、やや抽象的な解説も、どのように実践すれば良いのかイメージしやすい。所々、その言い方は少しクライエントにとってキツくないか?と思う部分もあったので、そこは自分なりに工夫しようと思った。

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2025年04月06日

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