あらすじ
ヘッジファンドや辣腕投資家は、この状況を切り抜けて今日のダイナミックな金融 環境のなかで成功するために、新たな手法を編み出している。たとえば、銀行が融資 を提供しようとしない企業や個人への積極的なローンサービスの提供。あるいは、大 型のミューチュアルファンドが規模や規制上の理由からチャンスがつかめないアービ トラージの機会を探る。そしてまた、「モノを言う投資家」になることで価値が解放 できそうな企業に投資する。これらは、ヘッジファンドや洗練された投資家が、今日 のタフなマーケットでキャッシュをスーパーキャッシュに変身させる戦略のほんの一 例にすぎない。
ヘッジファンドマネジャーのジェームズ・アルタッチャーは本書のなかで、過去数 年間に世界中のトップヘッジファンドマネジャーが開発してきた新しいタイプの投資 方法を検証している。詳細な事例と最新のアドバイスに基づき、アルタッチャーは読 者がどうやれば、これらの投資方法を生かせるのか、そしてスーパーリターンを実現 するための10数個の戦略を紹介している。
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Posted by ブクログ
<目的>
ヘッジファンドの錬金術を学ぶ
<メインブランチ>
●ニューバンク
銀行が見落としている分野に進出している<サブプライム層向け自動車ローン、ファクタリング、不動産担保ローン、シニア層に対する生命保険料の融資、不動産に対する租税先取特権>
●アクティビズム
モノ言う株主である有名なアクティビストの手法を学び、彼らのポジションに相乗りすることができれば勝利は近づく。アクティビストの手法<過小評価企業を探す→ポジションを作る→13Dファイリング完了後、一気に買い占める→変革の提示>
●その他手法
・クレジットカード債券の買取(回収はアウトシーシング) ・PIPs(公開企業による私募増資) ・新IPO(ダッチオークション) ・クローズドエンド型アービトラージ(低流動性、ディスカウントによる高配当) ・空売り(金曜のギャップに逆張り、第3金曜のオプション満期日のギャップアップをショート) ・トレンドフォロー(移動平均、QQQQクラッシュシステム、クリスマスシステム、失業率悪化に逆張り)
<感想>
難しい。実践に役立つかは微妙。
新しい知識を学べたという点ではまずまず。