【感想・ネタバレ】箱の中の天国と地獄のレビュー

あらすじ

生死を分かつ二つの箱。ノンストップ! 脱出ゲーム小説。少女は生還できるのか?閉ざされた謎の施設で妹と育った真夏(まなつ)。ある朝、施設内に異変が起こり、職員たちは殺戮された。収容されていた他の男女とともに姉妹は死のゲームに強制参加させられる。建物は25階、各階には二つの箱。一方の箱を開ければ脱出への扉が開き、もう一方には死の罠が待つ。戦慄の閉鎖空間! 傑作脱出ゲーム小説。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 いわゆるデス・ゲームものと呼ばれる設定のミステリ。閉ざされた謎の施設の中で育った主人公たちが,死のゲームに強制的に挑まされる。
 各階には二つの箱が用意されている。正しい箱を開ければ脱出への扉が開き,もう一方の箱を開けると死の罠が待っている。
 まるでテレビゲームのような設定の小説。小説というより,実際にゲームをしているような感覚で読んだ。
 キャラクターはそれほど魅力的とは言えない。間違った箱を選んだだけでバタバタと人が死んでいくというドライな設定。ときおり,箱の中から新たな仲間が見つかることもあるが,仲間達も、誤った箱を開け、死んでいく。
 謎の施設は,遺伝子実験等を行っていた施設という設定のようで,登場人物の中には超能力を持っている人物がいたり,外見がゴリラといった特殊な存在の人物までいる。
 こういう設定があまり生かせていない。全体的にアラが多く,つっこみどころも多い。しかし,こういうゲーム的な感覚の小説は,個人的には結構好みなのだ。
 世間一般的な評価はそれほど高くないのだろうな…と思うが,好みの小説なので★3をつけたい。

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2015年10月13日

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