あらすじ
月夜の晩に 火事がいて/水もってこーい 木兵衛さん/金玉おとして どろもぶれ/ひろいにいくのは 日曜日――わらべ歌の歌詞どおりに、木兵衛屋敷が火事になり、屋敷の当主は顔を潰され、金玉をとられて死んでいた! 被害者の許には事前に事件を予告するかの如く、この歌の歌詞が届けられていた。調査に当たるのは、東京に出て私立探偵事務所を開いているぼく、山浦歩。旧友からの依頼を受けて久しぶりの故郷、善音寺市に帰ってくるや、待ち受けていたように事件が相次いで起こり、おかげでぼくはすっかり容疑者扱いだ。『ミミズクとオリーブ』『嫁洗い池』の主婦探偵シリーズでお馴染みの著者、初の本格長編推理。
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Posted by ブクログ
横溝正史風、郷土のドロドロもの。
それに亜愛一郎っぽいドタバタ。
さらになんでか登場する料理がどれもおいしそう。
バーでちょこっと出てくる料理っておいしいよね。
ミートローフ私も食べたい!
Posted by ブクログ
長かった!主人公である探偵がまったく謎を解かないって読んだことない(笑)
でも飽きない。
あとがきにもあるように、食事の場面がとてもおいしそうだったり、チラリチラリと明らかになる探偵の過去だったりが飽きさせないのかも。
とはいえ、物語は進むのに犯人を追い詰めるどころか推理すらしないf^_^;貧血で倒れてばっかり。
精神的不調を重ねてウロウロしてるだけ。ラストは怒涛の解決だけどちょっと、やっつけ感がある!
殺人の動機なんて、ただの八つ当たりだし。でもなぜか嫌いじゃない☆
不思議なお話。