【感想・ネタバレ】「病」を包む、お見舞い言葉のレビュー

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Posted by ブクログ

お見舞いに行った時、何と言葉をかけてよいか困ることがかなりありますよね?
私は励ましたい思いから、ちょっと違うんではと思いつつも他に言葉が選べなくて「元気そうだね」と言ってしまったことが多々。
入院していて元気なわけがないのはわかっているのに情けないことです。
そんな時にこの本を発見。

著者は真宗大谷派の僧侶。さすがお坊さんらしい言葉がたくさんありますが、あの世的な話で言うと、お浄土というよりもう少し西洋的なあの世感?をお持ちのように感じられます。スピリチュアル寄りといいますか。

読み進めるうちに、今まで送ってきた人たちに「このように言葉をかけてあげればよかったな」と思う言葉にどんどん出会います。
出会うにつれ、その当時の自分の思いや故人の表情やしぐさを思い出し、切なさと後悔で涙ながらの読書となってしまいました。

これから送らねばならない人たちに、その時にはこの本を思い出して言葉をかけられたらと思います。

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2013年01月15日

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