【感想・ネタバレ】パブリック・アフェアーズ戦略 ルールを制する者が市場を制すのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月05日

 PRの分野の中に、ガバメント・リレーションズというものがある。名前の通り、目標達成のために、PRの中でも、特に、省庁や地方政府、国際機関などに特化した分野である。そのガバメント・リレーションズを、政策にまで落とし込むという具体的なアクションにまで落としこんだものがパブリック・アフェアーズである(と...続きを読む、解釈している。最も、ここらの定義は曖昧なようだ)。

 さて、この本は、そんなパブリック・アフェアーズを丁寧に説明したかなり珍しいものではないかと思う。まず、パブリック・アフェアーズとは何か、またその重要性、必然性をまず述べている。そして、実際での戦略の立て方を次いで説明する。さらには、損戦略の展開方法を述べる。最後には、各国(EU、アメリカ、中国、日本)でのパブリック・アフェアーズの実情が説明されている。

 きっちりとケース・スタディを盛り込んでいる事が、この本の丁寧さに磨きをかけているように思う。例えば、アフラックの第三分野保険導入のケースをあげている。他にも、交渉先の議員や官僚の網羅された(公的でオープンな)リストのソースもしっかりとあげてくれている。更には、各国の政治制度への言及もある。

 ここ数年、PRの教科書は少しずつ出始めている。しかし、PRの中の特定分野の、例えばエンプロイー・リレーションズ、コミュニティ・リレーションズの、専門書というのはまだまだ少ないように思う。だからこそ、この本はこれだけ丁寧に書かれているのだろう。

 PR分野、特に政府関係のPR業務に関わりたいと思う人間には、非常にありがたい本である。

0

Posted by ブクログ 2012年03月05日

日本に馴染みのないPA(パブリックアフェアー)を紹介する本。その新鮮さに星四つ。確かに、もっと民間人がルールメーカーになろうという気持ちがあっていいかも。やってみたい仕事の一つ。

0

Posted by ブクログ 2011年12月29日

この分野が今後企業に求められているというのは皮膚感覚でよくわかるが、体系化するまでにはまだ至らないというのが実情ではないか。この内容であれば新書で出したほうがイマドキなのに残念。

0

「ビジネス・経済」ランキング