【感想・ネタバレ】レンタルマギカ 魔法使いの記憶のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「当然。魔法使いに正気があるとでも?」
静かに燃えさかる炎の前、印を結び、呪文を紡ぐ男ーーーその名は猫屋敷蓮。執り行う儀式は最悪の魔術“呪詛“。己の目的のために人を呪う禁忌に手を染めた猫屋敷の前に、〈協会〉の「魔法使いを罰する魔法使い」が現れる。ーーーーー



小説単品で12冊目。
短編集。数冊おきに短編が出て、各キャラクターにフォーカスしたお話が読めるのは嬉しい。だいぶキャラが増えたのもあり、個人的にちょうどいいタイミングでそのキャラの片鱗を見られるので、その後の本編もスムーズに読めて嬉しい。
今回は、みかんの過去、アディの過去、穂波の過去、猫屋敷の過去にフォーカスした物語。
魔法使いの査定!が一番好きか。みかんちゃんは、登場当初に「可愛い担当」だと思っていたので、ここにきて変化を受容していくスタイルに驚いた。年齢的にも無垢で無邪気、を体現していくんだと思っていたので。変わることに恐れながらそれを飲み込んだみかんちゃんの成長が楽しみになりました。高校生になったみかんちゃんが見たくなってきた……最強では?

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2021年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結構飛び飛びで読んでしまっている気がする…。今回は短篇集。
いろんな魔法や魔術が混ざって、その共通項は血統の重要性くらいかもしれない。でもこの世界はきちんと動いている。ケルト魔法や神道、陰陽道、邪眼、錬金術師、ソロモンの魔法。科学が発達した中でもそれらは輝きを濁らせない。それはある意味で盲目的にそれを信じ守る意志があるからだが、彼らの誇りは損なわれない。
グラムサイトくらいの大物の代償付きの邪眼をもってしても彼はその純粋な願いの作り上げた魔法使いたちには及ばない。社長という立場が示し用に周りを指揮し常に自分とその周りを救おうと務める。彼はその邪眼以外はいたって普通であるが常に自分の中の正しさをつかみとろうとする。

この短篇集ではオルトの新しい活躍、それについてのアストラルの戸惑い、変化、成長が書かれた。変化を受け入れることは難しいけどそれを糧に飛躍することにした彼らは次のスッテプへすすめるのだろう。
最後の猫屋敷と影崎の過去話もとても面白い。猫屋敷は影崎に今どんな勘定を持っているのだろう。対峙したときは歓喜か絶望か。あるいは自分も魔法使いを罰する魔法使いになりその深淵を除いた時の悲劇としてみているのだろうか。はじめの方の巻では特に猫屋敷が影崎を怖がる、触れたくないと思って居るように感じられていたのでかれらの関係性をもうすこし、先代と今代の社長についての話、それに纏わる紗音の話を知りたいと思った。

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2013年10月04日

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