あらすじ
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2023年3月に発刊した書籍の電子書籍版です。
日米の法務の知恵がここに融合。法律家・法務部門のポテンシャル、総開花。
条文を引くように、誰しもが独学できる「攻めの法務」の基本書、心を込めて、あなたへ。
× リーガルリスクがあるから“NO”
◎ “YES” を実現するため、法務・法律家として伴走します!
企業が成長するために必要な、「攻めの法務――リーガルリスクマネジメント」の方法・プロセスを、マンガと講義で体系的に学習できる。
米国企業AirbnbのLead Counsel・日本法務本部長に就く著者が、自らの知識・経験を注ぎ込んだ、企業法務の新しい「教科書」。
【マンガ編のストーリーで「リーガルリスクマネジメント」のプロセスを追体験!】
〈あらすじ〉
大手法律事務所のアソシエイト弁護士である堤かおりは、指示を受けて業界No.1営業代理店「デンエイ」の法務部に出向。事業部の契約書や提案に対し「リスクがあるから“NO”」と回答する日々を送っていた。そんなある日、アメリカ帰りの弁護士・加古川が法務部にやってきて、かおりの「NO」に待ったをかけるようになり……?
【読者参加型の講義編で「リーガルリスクマネジメント」の実践方法を立体的に解説!】
■BUSINESS LAWYERS主催の「伝説の講義」を再編成!演習問題で、「攻めの法務」を実践レベルに導く。
■「リスクの特定/分析/評価/対応」について、クライアントへの助言方法も含めて解説。
■演習問題では受講者から出た回答例も収録。自分の回答と比較することで、企業法務の初任者・ベテランを問わず、認知のバイアスに気づくことができる。
【5大法律事務所パートナー含む、学者・弁護士・ヘッドハンター・法務役員・経営者が推薦!!】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
渡部友一郎先生がリーガルリスクマネジメント(以前からリスクマネジメントの汎用ISO規格はありましたが、リーガルリスクにフォーカスした規格が近時、策定されました)の教科書と銘打って攻めの法務を解説します。マンガ編、なかなか読み応えがあり、講義編で渡部先生がおっしゃりたいことが体系的に説かれているので、リスマネの観点でリーガルリスクに対処する、それを踏まえての法務部、弁護士の助言、対応方法を考えるという思考方法に不案内な方々にはすごく勉強になる一冊と思います。
Posted by ブクログ
法務パーソン必読書。
法務の視点から、どのように事業部をサポートできるのか、サポートしていくべきであるのか非常にわかりやすく記載されている。
マンガパートもあるあるネタとしてヒヤヒヤ背中が寒くなりました。
日々の業務で常に意識していきたい内容と感じました。
Posted by ブクログ
5✖️5のリーガルリスクマネジメントのマトリクスという明解なフレイムワークを切り口に、実践的な仮想事例にあてはめる訓練ができ、参考となる実際の回答例が複数掲載されている。上記訓練に入るまでの読者のハードルを下げるために、わかりやすく読みやすいマンガを本書の冒頭に配置し、リーガルリスクマネジメントの訓練へとスムーズに入れる編集上の工夫が施されている。以上述べたように本書は、リーガルリスクマネジメントの「実績向上のため特別に考案されている」書籍であるため、法務部に配属されたばかりの社員や事業会社の感覚がわかっていない外部の若手弁護士がリーガルリスクマネジメントを初めて学ぶためにオススメできる。
他方、本書の法的リスクの考え方は、『事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック』で触れられているし、特段新しいものでもない。また、リーガル・リスク・マネジメントの理論的な精緻さから言えば、マシュー・ウォーリー、クリス・グゼリアン『リーガル・リスク・マネジメント・ハンドブック』の方が優れている。さらにいえば、現場感覚がある事業会社の法務部員は本書で触れられているリーガルリスクマネジメントは実践しているし、優れた外部の弁護士はこの本で理想とされている回答をしている。上記書籍の読者や経験のある法務部員・弁護士からすると、本書はわかりやすさの点では先行書籍より優れているものよ、特段新しいことを言っているわけではないため、そこまで高く評価できない。
そのため、星3で評価した。