あらすじ
美しい海に囲まれた離島・玖輪島(くわじま)。客の出迎えに波止場で待つ民宿の息子・辰水(たつみ)の前に現れたのは、十五歳の少女・沙織だった。悩みを抱え、ひとりで島を訪れた沙織との淡い青春の日々は、夜の入江で「人魚」と出遭い、一変する。沙織の美しい身体を蝕む死の呪いを解くために、辰水は嵐の中を奔走する。迫る刻限、彼女の命を救えるか――。ひと夏の恋と冒険を描いた青春サスペンス。
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Posted by ブクログ
本作『夏の約束、水の聲』のあらすじと感想になります。行きつけの書店の新刊コーナーで装画が気になり、完全な衝動買いでしたが私には当たりでした♪
目立った観光スポットもない離島で生まれ育ち、両親が営む島で唯一の民宿を手伝う15歳の少年、辰水(タツミ)は定期連絡船で民宿に訪れる客たちを今日も出迎える。今日は女性客1名のみ、その名は自分と同じ15歳の泉沙織。二人の出逢いは、ある人魚の物語とリンクして…。
椎名寅生さんは初読み作家さんですが読みやすくてテンポもよく、新海誠監督の『すずめの戸締まり』に似た現実の中の幻想を描く所がイメージしやすかったです。中学生や高校生の学生さんの読書感想文テーマにしても良い作品だなぁと感じました。
Posted by ブクログ
表紙に一目惚れして即購入しました!
夏休みの離島が舞台なので、夏休み読むにはピッタリでした。
人魚の伝説が残る離島での人魚と主人公たちのひと夏の青春サスペンス。昔からの人魚と人間の間の因縁の呪い。その呪いを解くために奔走する主人公の本気度が読んでいてすごく伝わってきました。
表紙を見て衝動買いでしたが、物語のスピード感がちょうどよく、サクサク読めて、新幹線に乗る前に購入し、新幹線の中で読み切っちゃうくらい没頭して一気読みしました(*^^*)
たった数日の物語でしたが、物語の続きの未来で彼らが結ばれて欲しいです(^^)