あらすじ
「世界遺産イタリア縦断1200キロ」でお馴染みの著者が都市の魅力と謎に迫る!――レオナルド・ダ・ヴィンチから名車フェラーリまで、多方面で強烈に世界を惹きつけてきたイタリア。30年にわたり、建築や都市空間の研究を通してイタリアに親しんできた著者が、その底力の謎と魅力を解く。日本のこれからのまちづくりと生き方に、大きなインスピレーションを与えてくれる一冊。
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Posted by ブクログ
イタリアの魅力を実生活や身近な出来事のみで論ずる本は多い中、これは都市を取り上げており、感情論に終始しないのがいい。パッセジャータの効能を知った感動は大きかった。
Posted by ブクログ
ボローニャのスローガン 「保存は革命である」
質的充実への道
その土地の個性、歴史や文化の蓄積にこだわり、
人間の感性にぴったり合った質の高い生活環境をつくる。
「保存」conservazioneから生活できる「修復再生」restauro
ricupero
restauro
「老朽化し、機能が低下した建物を修復し、
本来の建築的な特徴、歴史的な価値を保存しながら、
現代のニースにあわせて機能を再生する仕事」
イタリアの豊かさは、どこからきているのか?
それは、ライフスタイルにあると思う。
ヒューマンスケールの町
世界遺産の街 トスカーナ ピエンツァ
ヴェネト アゾーラ
非機能的都市 ヴェネチュア
過去と現在を共存させる
産地 distretto industriale
コンバーター
マーケティングと商品企画機能を担いながら、
製造の各工程の下請け企業を組織する。
そして、中小企業がネットワークを形成して、
消費者のニーズに応えられる
多品種で少量の生産を実現する。
古いオリジナルなものが、美しく、
希少性があるばかりか、
さまざまな歴史の想像力を働かせてくれるから、
価値があると考える。