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Posted by ブクログ
「バスがきた」「○○○のひとがおりた」という繰り返しの絵本。様々な風景で、様々な人が織り成す仕事や生活を、これだけの絵から窺い知ることができるなんて、やっぱりスゴイと思う。
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この本も五味太郎さんの世界。
バスを降りるそれぞれの人に味がある。
「バスが きた なにかを 売りにゆくひとが おりた」
リュックと道具箱を持ったひげのおじさんが売り人なのか、
はたまたサラリーマン風の人が実は怪しい訪問販売員なのか
「バスが きた かんごふさんが むかえにきた」
全身包帯ぐるぐる巻きで松葉杖の人を迎えにきたのか、
俯いている緑色の一見してゾンビ風な人を迎えにきたのか
どのページも想像することがたくさんあって、面白い。
Posted by ブクログ
この世界観は大人向けかもしれない。フレーズは繰り返されるので娘も「バスがきたー」って楽しそうに言うけれど、そう単純でもない。娘の反応の良さとは別に私も色々と思うところのある絵本。五味さんらしい絵が、ちょっとした悲哀も見事に現していて、笑えたり笑えなかったり。ここではだれもおりない、とかね。買わされた人の顔とか・・・。読めば読むほど飽きない絵本でした。(1歳11ヶ月)