あらすじ
あなたが自分の頭脳の外に構築する「第2の脳(セカンドブレイン)」。
必要な情報をすべて蓄えておく巨大な「知の集合体」だ。
本書を読むと得られるスキルは…
◎煩雑でムダなデジタルワークから解放され、
もっとも重要な情報に効率よくアクセスできる。
◎目標がクリアになり、
最短で成果を出せるようになる
◎よけいな仕事に時間を取られなくなり、
人生でもっとも大切なことに集中できる
◎広大な「知の倉庫」から
一瞬で情報を取り出すことができ、
誰にも真似できないアイデアを創造できる
これは、日々垂れ流される大量の情報に殺されそうになっている現代人のための、
まったく新しい思考の整理術である。
【セカンドブレインとは?】
日々の学習ノート、個人的な日記、アイデアのスケッチブックが合体したもの。
時間の経過とともに変化するニーズにも対応できる、知識の集合体。
学びのためのノートであり、プロジェクトを整理するツールであり、家計の管理にまでつかえる。
【情報は「PARAフォルダ」で管理】
P プロジェクト――今、具体的な期限があって取り組んでいること
A エリア――時間をかけて取り組みたい興味のあること
R リソース――状況に応じて将来的に実行するかもしれないこと
A アーカイブ――すでに終わった件、アクティブではない保留事案
この4つのフォルダをつくって、情報を分類、投げ込んでいく。
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Posted by ブクログ
■概要
デジタルツールを使って情報を効率よく整理し、仕事や自身の活動を効率化していくための手法が書かれている本。スマホによりいつでもどこでも情報が取得できるようになったため日々情報に触れるが、それがほとんど頭に残っていない状態になるなど時間を無駄にしている、または、仕事で整理した情報を次の必要なタイミングで取り出せず再度整理が必要になってしまうような状態から脱却する。
その方法としては、PARA(Project, Area, Resource, Archive)という分類で情報を収集し、収集したものを習慣的に整理していくというもの。
■感想
Google ChromeやFacebook, Twitter, ニュースアプリなど様々なツールで日々情報に触れているが、それらは自分の興味のある情報を提供してくれるため、同じような情報に触れることが多く、それを面白くは感じていたが、読んでいるだけで頭に残っていないことが多いという問題を感じていたが、この手法を使うことで読んだ情報を自分の血肉にすることができるようになると感じた。
結局のところ、PARAの区分を作ることで自分が得るべき情報をあらかじめ問いとして持っておき、その体系化された箱に日々問いに対して適切な情報を蓄え、定期的に取捨選択する時間をとることで身につけていくというシンプルな方法。シンプルだからこそ有用と感じた。
本手法の肝は、事前に必要な情報を定義することと情報を整理する時間を定期的に取ること、つまり事前準備と習慣化が非常に重要と感じた。これは大変だが、やっておくことで仕事だけでなく、人生を豊かにできるものでもある。
■アクション
・PARAメソッドに基づいた情報の箱を、Notion、Googleドライブを活用して作成する
・有用な箱を作成するために、仕事、プライベートにおける短期、長期の目標ややりたいことの洗い出しを行う
Posted by ブクログ
読みました。情報整理に対するとても現実的な提案。
PARAメソッドだけでも個人的にはとても大きいヒントになったかな。
これと GTD で人生をコントロールできそうな気がするぞ。
Posted by ブクログ
新しい発見を得ることができた。
情報を一つにまとめることが良いことは認識していたが、"情報を用途でまとめる"という感覚と、"経験から生まれた知識をリサイクル"という考え方が面白くまた興味深く感じた。
早速今日から自分自身のセカンドブレインを作っていこうと思う。
今までの自分のやり方に新たな考えが加わって、レベルアップできそうで先が楽しみだ。
Posted by ブクログ
早速Evernoteを再インストールして、活用してみようと思い立った。色々な情報を日々摂取してるけど、本当にどこにあるか分からなくなる!
カテゴリー分けの「PARA」ルールは、とりあえずの目安になるし後でしっくりこなきゃ直しちゃえばいいという気楽な気持ちでいいんだと肩の荷が軽くなる。
最後の「セカンドブレイン」の活用方法がごちゃごちゃしちゃって把握が難しかったけど、要は一箇所にまとめておいてさっと参照できるようにして役立つものはピックアップできる在庫を持っていること、それらをまとめ直してプロジェクトのスタートダッシュを決めちゃうってとこに利点があるのではないか、と。
頭の中であれもこれも覚えれないし、一旦忘れてしまうために「セカンドブレイン」の意義は大きいと個人的にも思うし、後は実践で役立つ運用をしていきたいなと良い気づきを与えてくれた、良い出会いでした。
Posted by ブクログ
少し前に読んだ『時短と成果が両立する 仕事の「見える化」「記録術」 』と補完し合うような内容があって個人的に捗った。
自分の仕事や行動のためにひたすらにメモを取る、そしてそのメモを自分の仕事や行動に如何に反映していくのかという内容が具体的に詳細に書かれており参考になった。
ただ、方法論と具体例がごちゃまぜの印象がありそこが少し惜しいところであった。
Posted by ブクログ
ノートアプリをObsidianに移行したことで、ノートのアーカイブ術なんかについて気になっていた。
本書はデジタルな外部ノートによる第二の脳をいかに作り上げるのか、その情報保存についてのやり方を教えてくれる。
特に重要となるのがPARAという情報保管術とCODEというメソッド。
PARAは
P=プロジェクト
A=エリア
R=リソース
A=アーカイブ
の頭文字を取ったもので、保存した情報を用途ごとに整理するというもの。
CODEは
C=キャプチャー
O=オーガナイズ
D=ディスティル
E=エクスプレス
の頭文字。
正直面倒臭そうではあるが、このPARAとCODEのやり方はそれぞれ使えそうではある。
それとプログレッシヴ・サマライゼーションと名付けられた4つの段階を通して記事などからハイライトした情報を自分の記憶にインプットされやすい情報として精度を上げる方法もなかなか面白い。
丸々使える、使いたいとは思わないが、使えるモノを抽出して使うだけでも役立ちそうだと思った。