あらすじ
商談や社交の場でティータイムへの列席頻度が高い
ビジネスエリートが知っておきたい紅茶の知識!
イギリス在住の著者が茶葉や茶器の知識はもちろん、
英国式のティータイムで通用する様々な知識をお教えします。
とある時代には、
茶葉を手に入れるために戦いが勃発したーー。
たった1杯の紅茶でありながら、
国を動かすほどの力を持っていた茶葉。
その歴史は古く、産地も様々である。
イギリスでは、社交界の場としてティータイムは必須であり
そこでの知識やマナーがその後の人生を左右したほどである。
その傾向は現代社会においても見受けられる。
国際的なビジネスエリートは、
商談や社交の場で設けられるティータイムに列席を求められる頻度も高い。
そこでは、会話を楽しむだけでなく、
立ち振る舞いや会話の内容(茶葉や産地だけでなく、茶器や歴史などの知識)から、
その人の見聞の広さなどもチェックされる。
本書では、
英国の格式高い舞踏会や晩餐会などのパーティーだけでなく、
英国王室主催の社交行事に多数出席し、
数々のエリートと共に過ごしているイギリス在住の著者が、
英国上流階級の作法から歴史、ロンドン最新事情まで教示する。
■目次
●CHAPTER1 イギリスでの紅茶の嗜み方
・イギリスのティータイム
・社交とアフタヌーンティー
ほか
●CHAPTER2 紅茶の基礎知識・1~茶葉~
・茶葉について
・茶の歴史
ほか
●CHAPTER3 紅茶の基礎知識・2~産地と歴史~
・紅茶の産地、インド、スリランカ、アフリカ、中国、その他の地域
●CHAPTER4 知っておくと一目置かれる英国式マナー
・ティーのマナー
・アフタヌーンティーンのマナーとエチケット
・英国式の装い
ほか
●CHAPTER5 ビジネスシーンでも役立つ紅茶の淹れ方とアレンジ
●CHAPTER6 教養人なら知っておきたいティーカップ&ソーサーの基本
■著者 花井草苗
イギリス在住。学生時に、イギリス文学専攻。
文学を通しイギリスの文化に触れる。
20代前半はCMやテレビ等で活動し、“伝える”事を学んだ。
20代半ばになると、広い世界に興味を持ち航空会社に転職。
2005年にイギリスへ移住し、イギリスの文化を学ぶ。
2006年にロンドンを拠点に国際線CAとして乗務開始。
ファーストクラスでの乗務を開始以来、
王族、世界的企業のトップなどをアテンドした経験から、
プロトコールマナーへの興味を深める。
イギリスの国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟(IFPA)で
植物の特性や紅茶とハーブの融合を学ぶ。
イギリスの上流階級社会に御身を置かれるご夫妻より直々にプロトコールマナーを教わる。
イギリスの格式高い舞踏会や晩餐会などのパーティーにお招きいただいたり、
英国王室主催の社交行事に多数出席したりする。
インスタグラム:@sanae.hanai.official
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Posted by ブクログ
紅茶にはたくさんの産地や種類があり、それぞれに特徴があります。
紅茶の奥深い世界に足を踏み入れると、紅茶を取り巻くティータイムでのマナー、茶器、インテリアまで多岐に渡る分野に視野が拡がります。
この本は紅茶について余りご存知無い方でも楽しめるよう、基礎知識を幅広くポイントを抑えてまとめられています。
Posted by ブクログ
紅茶の原料となる茶樹は、亜熱帯性の植物ツバキ科の常緑樹で、学名を「カメリアシネンシス」。
紅茶に限らず、緑茶や烏龍茶などの中国茶の原料にもなる。製造法の違いにより、カメリアシネンシスの葉に含まれる酸化酵素の働きを利用して製造すると紅茶、酸化酵素の働きを利用せずに製造すると緑茶、酸化酵素の働きを途中で止めて製造すると烏龍茶などの中国茶になる。
カメリアシネンシスは何千もの品種が確認されている。その中で主に紅茶に使われる品種は、中国種、アッサム種、中国種とアッサム種の交配種の3つ。
インド(ダージリン、シッキム、アッサム、ニルギリ、ドアーズ)、スリランカ、ケニア、タンザニア、マラウイ、ウガンダ、ルワンダ、中国(キーモン、雲南、正山小種)、インドネシア、ネパール、バングラデシュ、トルコ