【感想・ネタバレ】ウクライナ侵攻までの3000日のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年01月17日

もっと早く読んでおけばよかった…と思った本。
ロシアウクライナ戦争に関するニュースの見方がガラリと変わっていたと思う。
ウクライナが(少なくとも全面侵攻前まで)一枚岩ではなく、地域によってロシアに対する市民感情が全く異なっていたことは衝撃だった。
特にドネツクやルガンスクなど東方地域では、ロシア(親...続きを読む露武装勢力)との紛争が続いていたにもかかわらず、生活費を支給されているという理由でロシア支持の国民が多かった、という話は印象に残った。
ただ、結局彼らも開戦後にロシア非支持に鞍替えしていることを考えると、ウクライナ東部のように生活が不安定な地域では、国民は通常生活を維持することに必死で、開戦した時にようやく「政治的イデオロギー」的なものが芽生えるのかなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年03月10日

凄くすごくよかった。
政治的な面はもちろん、
現地の人の声やモスクワ特派員が現地で覚えた違和感が、丁寧に描かれている。
2022年2月24日が、歴史に深く刻まれない普通の1日にすることはできたのでは。とはいえ、ロシアのウクライナ侵攻は、避けられなかったのでは。権力がますます嫌いになった。

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Posted by ブクログ 2023年04月06日

2023.04.05
ウクライナは内部にももともと問題を抱えており、ロシアとの不即不離の関係にありながら、問題は山積みであった。これがウクライナ侵攻につながるさまざまな要因だったことがよくわかる。

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Posted by ブクログ 2024年01月07日

2022年2月にロシアによる突然のウクライナへの侵攻ではじまり、現在も終わりの見えないロシア・ウクライナ戦争。しかし、戦争はすでに3000日前から始まっていた。それは2014年、ロシアがクリミア半島を強制併合したとき。クリミア半島を足がかりにロシアはウクライナ領土をじわじわと占拠していたのだ。事実上...続きを読む、両国は戦争状態に突入していた。

著者は2019年からクリミア地方を中心とした現地取材を重ね、隣国ロシアからのプレッシャーを受け続けるウクライナ国民の苦悩と分断をレポートする。

ソ連崩壊によりあれよあれよと独立してしまったウクライナは国家も国民も成熟することなく、プーチンのロシアやEU、アメリカなどに翻弄される。その結果、政治は常に不安定。政治経験がなく、自らのライブ公演を選挙活動にしてしまったコメディアン、ゼレンスキーを大統領に選んでしまうことも未成熟な国家ならでは。

長期戦になれば、ウクライナは内部崩壊するはずという信念でプーチンは戦争を続けているのかもしれない。

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