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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1977年に書かれた本が文庫版になった。
茶人たちにとっては「そういうものだから」といったようなことも掘り下げてみるという試みと理解した。にじり口は芝居小屋のねずみ木戸や胎内潜りがあるのでは。茶の廻し飲みは一体感の情勢のためと、利休の生きた下克上の時代にふさわしい儀礼であったこと。茶会が五段まであったのが切り詰められた。茶立人が別にいたのが亭主が茶を立てるようになった。もともと片膝や安坐だったのが正座になった。摺り足なのは地に足がつくという考えから。風呂と茶。俳諧の影響で季節感が茶にも取り込まれたことなど。