【感想・ネタバレ】瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたったのレビュー

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Posted by ブクログ

人気の公演の原作として発売されたので気になって購入。

小学生時代の友情、冒険もの、として
スタンド・バイ・ミーのような雰囲気をまとっているかなと
思います。

魅力的な人物、背景描写のおかげで
物語の世界を頭に描きながら主人公たちのことを
のぞきこむような感覚で読み終えました。
人物の心情がわかりやすく描かれていて
きっとこのときはこういう気持ちになるだろう
と共感する場面が多々ありました。

暗い場面でもサンゴがそっと光を放つようなほんのりと、
キラキラした明るさを全編通して感じる展開でした。
仲間と一緒に信じること想像することで
これまでの辛いことや自分の立場能力は変わらなくても
その人の世界が明るく輝く楽しいものになると
教えてくれます。

決してハッピーエンドかどうかはわかりませんが
その後を想像して自分の中でも物語が続くような
読後感でした。

児童書レーベルとして出版されているので、
認知度はそれほどでもないようです。
今後、より多くの人に読まれることを願う一冊です。

機会があればお芝居をみにいきたいと思うお話でした。

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2022年08月23日

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