あらすじ
物語を読んで「アドラー心理学」の“使えるエッセンス”が楽しく身につけよう。
(あらすじ)東京・御茶ノ水で働く平良静香に最近、2つの出来事が起きた。1つは本郷にあるアドラー心理学の元教授のおばあちゃんの家に下宿したこと。そして、もう1つは静香の部署に大型新人“よし子ちゃん”が現れたこと。毎日大胆な行動をみせるよし子のことを話すたび、おばあちゃんはまるで“アドラー心理学の権化”のようだと分析してくれるのだった。
(※本書は2016/7/20に発売された書籍を電子化したものです)
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Posted by ブクログ
読み始めてすぐに既読感があったが、『物語でよむアドラー心理学』(泰文堂)を再編集したものだった。
職場、恋愛に悩み、あるいは夢に蓋をした、生きづらい生き方をしている主人公静香が、大学でアドラー心理学を教えていた祖母(の妹)や職場の新人でアドラーの申し子的なよし子ちゃんに教えられながら、悩みを乗り越えて成長していくストーリー。
アドラー心理学の理論や用語を学ぶというよりは、具体的な活用方法として分かりやすい。
目的論について、そのような仕組みとしてではなく、効果的な考え方の方法として受け止めることができた。また、課題の分離でとどまることなく、共同体感覚をもって関わる・支援するというあり方も大切なことと感じた。
元の方の感想にも書いたが、よし子ちゃんの正体・バックグラウンドが気になる。
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