あらすじ
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卒園を迎える幼稚園の子どもたちを、1人1人の個性を大切に、だれもが主役になれるんだよ、というメッセージをこめて描きます。
・作/さこももみさんからのメッセージ
『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という、ロバート・フルガム(アメリカの作家・哲学者)の著書があります。わたしの子どもたちが3年間を過ごした幼稚園は、まさに毎日がその実践でした。子どもたちは自発的な「遊び」の中からたくさんのことを学びました。
仲間や大人から、ありのままの自分を受け入れられた幼い日々。この太くてあたたかく強い人生の根っこは、やがて強い雨風にも耐えてぐんぐんと枝葉をのばし、花を咲かせ、自分以外のものにも実を分け与える、そんな心を育んでくれたと、わたしは今でも信じています。
「小学校に行ったらがんばらなくちゃ! なんて思わなくていい。みんなは初めての小学校へ行くだけで、十分がんばっているんだから。」
卒園式の日、これが先生方から子どもたちへ贈られた言葉でした。子どもたちのすぐそばで、ひとりひとりを本当に理解し、愛してくださった先生方の存在に、改めて感謝した瞬間でした。
卒園を迎えられた読者の皆様にも、この言葉と気持ちを伝えたいと思いながら絵本を描きました。ご卒園、おめでとうございます。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いま幼稚園でうたってる「思い出のアルバム」の歌詞が出てきた。ひろきくんとか、ゆみこ先生とか、本当に幼稚園にいる人の名前とおんなじ!
泣いてるお母さんもいる。
ぼくの一番待ち遠しい時間は、おそとあそびかな〜
2024/01/30 6歳
Posted by ブクログ
主人公の女の子目線で、いろんな友達のこと、先生のこと、幼稚園生活のことが回想される絵本。さこももみさんの絵もとても親しみやすい。同じ作者の「ようちえんにいくんだもん」と比べても幼稚園生活のことが丁寧に描かれていて、幼稚園に通ってる子供達、これから卒園を迎える子供達に読んであげたい絵本です。
Posted by ブクログ
絵本の主人公はたんぽぽぐみのななこちゃんですが、せっかくなので『つきぐみのあやちゃん』に変えて、お話を読みました。
最初に登場するお友達は、あやちゃんのお友達と同じ名前でした。
それじゃあと、出てくるお友達の名前も、あやちゃんのクラスのお友達に置き換えて読んであげました。
お話では、双子の男の子や、秋から引っ越してきた男の子が登場するのですが、ちょうどあやちゃんのクラスにも双子の男も、秋から引っ越してきた男の子もいたのです。
登場人物の名前をかえて読むと、より楽しめたように思います。
卒園を迎える幼稚園の子どもたち、それぞれみんな主役になれるんだよ、というメッセージがこめられた絵本です。