【感想・ネタバレ】溺れるほど花をあげる 聖人は花嫁を奪うのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

初めて読んだ仁賀奈さんの本。
執着系ヒーローの良さを初体験。

ストーリー的にはまあまあ、王道遣いでそこそこ楽しめます。
最後はファンタジーで決着をつけます。
いや、途中から宗教ファンタジー要素が入っていますね。

この作品で大事なのは、エロです。
執着系ヒーロー、聖人サヴァリオ様。
ヒロインは、冷酷な叔父に家督と財産を押さえられてしまい、叔父に有利な政略結婚を無理強いされている令嬢、イレーネ。
叔父が異端の術にかかり、サヴァリオの命を狙う罪を犯し、彼女にも同様の嫌疑が掛けられます。
その疑いを晴らすために、サヴァリオの身体検査を受けることになるのですが…それが…という内容。

身体検査の内容が、とてもエロいです。
ひとつひとつ、段階を追って丁寧に、ねちっこく羞恥プレイ的です。
片思いではないと気づいたサヴァリオ様のはじけっぷりがまた凄いです。

執着系入門編として最適。

0
2015年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

よくある宗教ものですが、サヴァリオが腹黒というより、なんか狂気を感じて、初Hまでの尋問みたいなのも、イレーネ騙されてるよって、ちょっと同情しました。

両親の遺産を勝手に遣い込み、邪魔なイレーネを結婚させようとした上に、イレーネにも乱暴しようとした叔父さんなのに、最後までただ一人の肉親だからと心配するイレーネにも、あんまり共感できませんでした。あんなことされたら、厳罰にって普通思いそうなのに、ほんときれい事だなぁと。

それに敵として出てきていたサヴァリオの兄アンドレアがちょっとしか出てこなくて、サヴァリオが出てきたとたん、諦めちゃったのはもったいなかったです。エロシーンはもうちょっと少なくてもよかったから、アンドレアがなんでイレーネを手にいれようとしたのかとか、兄弟の確執がもっと書かれてると楽しめたように思います。

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2012年01月26日

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