あらすじ
子どものいる親の多くが経験するPTA。保護者間の交流などプラス面もある一方で、「?」なことも少なくない。「入退会は自由」が原則なのに、そうなっていないPTAが大半だ。個別の事情が考慮されないまま、「一人一役」などの仕組みで決められる係。そして上部団体へとその一部が「上納」されるPTA会費。各地のPTAやその上部団体で使途不明金が見つかったこともある。学校単位のPTAから、それらを束ねる「日P」まで、PTAの「モヤモヤ」に多角的に迫った渾身のドキュメント。すべての保護者、学校関係者、必読の書!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
現状や歴史的経緯などについて分かる。
政治組織との関わりは関わりが深くなっていることまで調査しされている、その内実までは深くは調査できていないが、それはこの本の対象外とも言える。
問題点が共有されはじめつつあるものの、決まった解決策はまだ無いらしい。
Posted by ブクログ
小学校の子を持つ親は、PTA役員の係を決める
時に、じゃんけんやくじ引きをしてまで決めな
くてはならないことに違和感を抱いていると言
います。
「そんなに無理やり全員に係や役割を与えなく
ても・・・」と思うものの、口に出せないのが
現状でしょう。
「どうせ子どもが小学校に通う期間だけの辛抱
だ」と思って我慢するだけかもしれないです。
しかし実はPTAへの参加は任意であって、決して
強制ではありません。
「でも同調圧力が・・・」という声が当然ある
と思います。
そんな方はこの本を読んで、本来のPTAという
組織の姿を知ることをお勧めします。
加えて政府は「子ども家庭庁」を発足させること
を発表しています。
PTAという組織を使って政府が家庭教育に対して
何かしらの意図を発している図が読み取れます。
「戦前のように」とは言いすぎですが、政治が家
庭教育にまで踏み込もうとしているのです。
教育という日本の未来にもつながる案件を考える
契機となる一冊です。
Posted by ブクログ
学校毎のPTAに上部組織が数階層あり、上納金をおさめていたなんて知らなかったし驚いた
その時代に合った組織のあり方や活動方法に変化が
求められるのはどんなところにも見られることだろう
しかし上を辿っていくと日本会議や元総理大臣の名前にまで繋がっていくのを見ると政治利用に使われてる
のではとつい勘ぐってしまう…
あれ?これって神社関係の本を読んだ時や百田尚樹さんと教科書関係の本を読んだ時も感じたモヤモヤと
同質な気がするような…
さも各生徒の親御さん達による総意です。みたいな
感じで政治に働きかける上位組織の言動にも、それって本当に下から上がってきた意見なのかな?と疑問を
持ってしまう
う~ん、まさにモヤモヤの正体