【感想・ネタバレ】ビジネスに効く! 教養として身につけたいテクノロジーのレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

落合陽一氏推薦!!
「身体と情報空間の境界面が揺らぐ現代に知っておくべき計算機隣接分野の潮流」
アメリカ・TIME誌の「世界の発明50」に選出!

テクノロジーと人間・社会との関わりを正しく把握することは、これからの未来を見通す視点を身につけることにつながる。アメリカ・TIME誌「世界の発明50」にも選出された気鋭の工学研究者・玉城絵美が、テクノロジーを基点に未来を読み解く視点を解説する。テクノロジーの知識はビジネスパーソン必須の教養なのである。

☆内容構成(一部紹介)☆

CHAPTER1 インタフェースを知れば未来がわかる
・ビッグデータ、AIの発展もインタフェースが鍵
・xRデバイスの進化で分かれる2つの世界
・インタフェースの発展は感覚の共有を実現する

CHAPTER2 テクノロジーによって変わる人の身体感覚
・xRが人の想像力を増幅する
・xRの次を担うBody Sharing
・テクノロジーが変える「移動」の概念

CHAPTER3 テクノロジーによって変わる生活
・働く上での制約は限りなくなくなる
・教育格差は消失し、教育履歴のブロックチェーン化が進む
・テクノロジーが24時間寄り添う生活

CHAPTER4 テクノロジーによって変わる社会
・世界的な教育投資が始まる
・街にデバイスという神経が通う
・意識の過密地と過疎地の発生に関するルールのシミュレーション

CHAPTER5 テクノロジーが実現する未来を迎えるために
・ジェネラリストが生き残る時代
・流動性が増す社会で働くには
・既存の履歴書ではジェネラリストのキャリアには対応できない

CHAPTER6 インタフェースの広がりと課題
・お金とインタフェース
・生命科学による計算
・発展するインタフェースと人の意識の変化

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かった。最先端のテクノロジーを人間とのインターフェースに着目して最先端の動向を語ってくれる。
私がワクワクしたのが、人が移動することの概念が変わりつつあるのだというところ。「認知科学的な意識のみの移動」も選択肢に含まれつつあるというのだ。
映画「アバター」の世界がもうすぐそこにきているということなのかな?身体を人に貸すということも不可能ではないような実験も紹介されている。
ということは、場所の制約がなくなる世界が広がっていることになる。そんな世界で、家族の在り方、生活スタイル、教育、などにどのような変化をもたらすのかも考察されている。読んでいてワクワクが止まらなくなった。
これからも、著者が発信する情報に注目していこうと思った。

0
2022年10月25日

Posted by ブクログ

これから先、インタフェースの進化が物凄く楽しみになる反面で格差が無くなることに少し恐怖を感じた。

コロナのおかげでリモートが盛んになった今の世界で、実際に地域格差というモノが無くなっているように感じる。
どこの地域にいても同じように情報を受け取る事ができ仕事も可能になった。
PCを共有せずに製造や接客をすることはまだ難しいが近い将来、現実的になるのではないかと今は思える

空間、場所、外見、年齢の格差が無くなると
全世界の人が競争相手になるので日本の金銭的な格差は大きくなるのではないかと感じた

私はIT従事者なので3、4年以上先を見越して自らのスキルセットアップを考える事が出来ないとテクノロジーに代替えされてしまうというのはリアルに感じている。
全体の統括が出来る人というのも、そんなに数はいらない
本当に優秀な人だけが残る世界になるのだろう

0
2021年01月03日

Posted by ブクログ

「ヒューマンインターフェース」に関する話題が多く含まれていた記憶がある。もちろん、これがテクノロジーの流れの全てではないが、この分野はSFとの相互作用が見られるため、特に最先端テクノロジーへの殺菌が難しいと感じる人にとって、とっかかりやすいお勧めの内容であるかもしれない。

0
2024年03月10日

Posted by ブクログ

この人は相当にすごい。
若者を久しぶりに見た。
沖縄出身で琉球大学卒。
そこからたった4年で東大で博士号を取得する。
沖縄は大学進学率も低く、教育格差の最底辺だという。
これが、今後テクノロジーの進化で大きく変わって行く。
教育はもちろんオンライン化が進めば、地域による格差は無くなる訳だ。
しかしそこは、沖縄ですらウカウカしていられない事情がある。
世界規模でこの教育格差が是正されていくのが、これからの時代なのだ。
今までは発展途上国でまともな教育を受けられなかった人たちと、今後は戦っていかなくてはいけない。
これはまさにグローバル化だ。
教育に限らないが、当然に仕事だってグローバルが基本になっていく。
フラット化する社会の中で、逆の格差が生まれていくという状態。
この格差は、本当の実力の差だ。
グローバル規模で実力がランキングされ、下位になればなるほど社会的にも幸福を享受しづらくなる。
今までは日本に生まれただけで恵まれていたが、そういうアドバンスがなくなってしまい、完全実力主義になるという。
ある面では正しいだろう。それが何年後の話なのか?
面白かったのは、人間の肉体すらシェアリングされていくということ。
これはSFではなくある意味でありえる話だ。
物理的に肉体が移動をするよりも、すでにその場所にいる人に、テックを使って遠隔で肉体を借りた方が効率的だ。
移動すらバーチャルになっている状態。
今はテレビ電話だって、バーチャルの一部であるが、それがVR化されていけば、疑似的な肉体シェアリングの状態になる。
後は物理的に「指を動かせたり」「足を動かせたり」憑依に近いけど、そんな事が出来れば、肉体の貸し借りは成立してしまう。
テックの力、電気信号で筋肉を直接動かす技術は既にできている。
これらの精度を高めて、実用化されれば、それは「肉体シェアリング」が可能な状態になってしまうのだ。
その頃には「自分の肉体、何時から何時まで貸しまーす!」に対して、ギャラを払って借りる人がいる訳だ。
すでに今の社会で浸透しつつあるマッチングなのだから、技術的にそんな難しいことではない。
実際に自分が移動することを考えると、ギャラを払っても現地の肉体を借りた方が案外と安上がりだ。
そう考えると、ビジネスモデルとして成立する可能性は十分にある。
テクノロジーの進化で社会がどう変わるか?
議論されつくされているようで「全然まだまだ」という印象を受けたのが面白い。
本書は「分かりやすく書いた」というが、実際理解するのは難しいかもしれない。
それでも今の時代に読んでおくべきとは思う。
(2020/3/21)

0
2020年04月07日

Posted by ブクログ

今後数十年生きていくのが楽しみになる本。

凄そうな経歴を持ってテクノロジーの最先端にいる筆者が現在や今後テクノロジーがどう世の中を変えていくのか述べてくれる。

ボディシェアリングによる移動の革命、意識の移動
AI、ボディシェアリングによる教育の革命
さまざまな数値を取得できるようになることから実用化される信用スコア
IoTによるスマートシティ

など今後10年ほどで世の中は大きく変わっていく。バーチャルな世界で会議や娯楽が楽しまれるようになり、リアルで移動したり、スポーツしたりは少なくなりそう。

映画「レディプレイヤー1」の世界に近くなっていくと感じた。
今より格段に便利になると思うが、なんだか寂しさも感じた。

筆者はボディシェアリングによって身体は自宅でも心はハワイに飛ばすということができるようになるから娯楽の形は大きく変わる。と言うが、やはり飛行機で時間をかけて現地に行くことに価値があると自分は感じてしまう。VRや4Dで現地の音や匂い、触感を感じれたとしてもやっぱり現地に行くのにはかなり劣るのではと思ってしまう。
ボディシェアリングはビジネスではかなり使えるだろうが、旅行などの娯楽にはあんまり向かないかもしれない。

信用スコアというのも自分の人間性が必要以上にデータ化されてしまうのではと感じる。心拍数や表情からどういう時に緊張する人間なのかがわかるからそれを仕事の評価にも反映できるというけど、今はそういう目に見えないものをうまく隠す努力をして人間性を磨いていくものなのではと思う。それを全部数値でバラしちゃったら、改善のしようがなくなってしまう。

犯罪抑止とかそういう社会のマイナス面を少なくするという目的ではかなり有効だとは思う。

本の後半でもこうした優れた技術の発達に社会の制度整備や法整備を追いつかせていかないといけないという話がされた。技術の持ち主が人間である以上、うまく技術を使う方向に進んで欲しい

0
2019年08月14日

Posted by ブクログ

専門用語はちょこちょこ出てくるものの、話が面白いからかテンポ良く読むことができた。
取り挙げられていた中では、Bodysharingにかなり興味をそそられた。 これなら在宅勤務とかしやすくなるだろうと感じる。
また、専門家では無くジェネラリスト、更に言えば円錐型に展開するという点も個人的に同意したい点だった。

0
2019年04月17日

Posted by ブクログ

玉城さんの本
xRの次はBodyShiringだということで、SF感が凄い一方、たしかに現実味を帯びてきてる。
インタフェースに着目するとテクノロジーの発展がある程度分かるという視座は面白い。
これはインタフェースによるボトルネックに起因しているように思う。
現実世界に実体があるインタフェースは実体のない情報世界と比べて技術的に突破しなければならない関門が現状多いため、インタフェースができれば先行する情報技術でブレイクスルーが起こせる。そんな感覚。

0
2019年02月19日

Posted by ブクログ

インターフェースがこれからの技術革新の鍵を握る。
とても読みやすい本です。

AIなど技術進歩によって変化著しい現代を生きるため
役立つアイディアが散りばめられています。

ボディーシェアリング当たり前の世界が、そこまで来ているという話は少し衝撃的でした。

0
2019年07月11日

Posted by ブクログ

前提条件なしで読むには少し辛いかもしれないが、テクノロジーにこう行った視点があることを理解するには入門書としてはいい。

0
2019年04月07日

「ビジネス・経済」ランキング