あらすじ
しあわせな組織が最高の成果を出す
どんな部下ともうまくいく9つのヒント
しあわせな組織が、最高の成果を出す
世界のリーダーたちが取り組む、部下への「思いやり」のマネジメント
「一生懸命頑張っているのに、どうして評価してくれないんだろう」
「上司が私に思いやりを向けてくれているのがわかるから、ここで働けて嬉しい」
こうした違いは、どこから生じるのでしょう。
本書はさまざまな業種のリーダーたち、全93名へのインタビューで構成し、企業組織内でのあらゆる悩みと、リーダーたちのリアルな思いや行動に迫ります。
どんな部下ともうまくいくには、9つのヒントがあるといいます。
「セルフリーダーシップ、部下の自己肯定感、能力への理解、巻き込み、個別事情と配慮、傾聴、心理的安全性、決定権、レジリエンス」――リーダーが意識を変え、行動を変えることで、周囲へのポジティブな影響を広げていきましょう。
【著者プロフィール】
ヘザー・R・ヤンガー:
「エンプロイー・ウィスパラー[従業員と心が通じ合える人]」として名高いベストセラー作家、コンサルタント。職場、地域社会、そして世界全体にポジティブな変化をもたらしたいとの思いから、従業員エンゲージメント、ダイバーシティ&インクルージョン、リーダーシップ開発関連のコンサルティングと研修を行う企業、Employee Fanatix(エンプロイー・ファナティクス)を設立。ポッドキャスト「Leadership with Heart[心で導くリーダーシップ]」のホストも務める。
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Posted by ブクログ
リーダーというポジションにアサインされるものの、自分はリーダーは向いていないという思いが常にあり、自身をもってチームを引っ張るためのヒントが得られればという思いから手に取った一冊
思いやりあるリーダーシップを発揮するために心がけるべきことが、具体的に記載されていて勉強になった。
自分をよく知ること、メンバーとの信頼関係を築くこと、といった単純そうで実際は難しいことが、よりよいチームをつくりあげて成果を上げていく上で重要なのだと思う。
気持ちよく働ける心理的安全性が保たれた環境をつくることもリーダーの大切な役割と感じた。
以下特に印象に残った点のメモ
・セルフリーダーシップ:
自分に対して思いやりをもてない、あるいは
自分自身を導くことができない人は、他者の対しても思いやりあるリーダーシップを発揮できない
まずは自分自身をよく知ること、理想の自分に近づくための努力をすることが必要
・メンバーと深いつながりをもつ:
共に最前線に立つこと、周囲とつながりを持つ時間を継続的に取る、自分が導く相手に対し、自分自身の話を共有することも必要、時には弱さを見せることも大事
・部下に対して親身に接する:
強みを発掘、活躍の場を持たせること、彼ら自身と彼らのポテンシャルを信じる、仕事以外の生活で起きていることも含め、従業員の人生全体を考慮する必要がある
・明確なビジョンと方向性を示しメンバーが実力を発揮できる環境をつくる
・失敗からどう立ち上がるか、どのようにチーム一丸となって物事に取り組むか