あらすじ
完璧な男性との結婚を前にネリーには悩みが……
◆2018年goodreadsベスト・ミステリー&スリラー賞第4位
◆ウォール・ストリート・ジャーナル紙〈2018年冬に読むべき6冊の本〉選出!
◆『ゴーン・ガール』以来、最高の心理スリラーだ/イン・タッチ・ウィークリー誌
裕福で優しいリチャードとの結婚を目前に、ネリーには悩みがあった。婚約してから無言電話がかかるようになり、見知らぬ女性の視線をしばしば感じるようになったのだ。リチャードの豪華なアパートメントにも怪しい女性が訪ねてきたり、気味の悪い毎日が続いていた。一方、デパートの販売員で何とか生計を立てるリチャードの前妻ヴァネッサは、元夫が婚約したと知る。いても立ってもいられなくなり、結婚を何とか阻止しようと、その婚約者の元に向かうが……。騙されること請け合いの驚愕サスペンス!
原題:The Wife Between Us
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一気に読んでしまった。おもしろかった!!
逆転があるとわかっていながら、どんな展開になるのかハラハラしてしまった。
最後まで、きっちり伏線の回収がされていて、すごかった。
ネリーを精神的に追い詰めて、自分の思う通りに動かすリチャード、怖すぎる。
リチャードの性格がおかしくなったのは、両親の事故からなのか、モーリーンのせいなのか。。。
映画化してほしい。
Posted by ブクログ
京極夏彦に匹敵するぐらい分厚い。重い。手が痺れる。しかも片仮名が頭に入りづらくなってからは年に数冊しか読まない海外ミステリ。酒飲みながら読んだら寝るよねぇと思っていたのに。眠くなる隙一瞬たりともなしの3部構成。
27歳のキュートな保育士は、36歳のイケメン大金持ちと婚約中。しかし前妻が彼に執着している模様。ふたりの女性の視点で淡々と綴られている、ただそれだけの話なのに、不穏な空気が漂い続けて目が離せません。血なまぐさいことは起きず、修羅場にもならず、だから余計にこの先どうなるのかが気になって仕方がない。そして第1部が終わるとき、えっ、えっ、えーっ。これ以上は書けません。酔っぱらいの頭も覚醒するほど驚いた(笑)。
原題は“The Wife Between Us”。邦題が『完璧すぎる結婚』だから、『完璧な家』を思い出す。併せて読めば「世間からは完璧に見えている夫」というものがいかに怖いかを考えてぞっとします。ご用心。
スティーヴン・スピルバーグ率いる制作会社が映画化を決定しているとのこと。ものすごく楽しみです。