多賀幹子のレビュー一覧
-
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
今まで読んだ婚活本の中では著者の考え方に一番共感できて、とても面白く読みました。婚活業界の実態、実際に活動している人の取材が中心で、かなり辛口です。とくに婚活サービスの会社数社へは取材NGのため、説明会を聞きに行くという形の覆面取材という形になっていますが(まあちょっと調べればバレバレです)なかなか参考になります。大手だけでなく、お見合い型の相談所や海外の事例もあって、初めて知ることもたくさんありました。
男は容姿と若さ、女は年収と生活の安定を求める人がまだまだ多いし、そういった条件を区切らないことにはスタートできない婚活。男女平等の観点からも、まだまだ世の中は旧態依然とした価値観で動いている -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
クレーム社会、親の高学歴、少子化による、「わが子は、かわいい王子様、お姫様」現象…。
徹底した取材によって浮き彫りになる親たちの声、先生の声、自治体の対策を紹介し、教育現場の闇を指摘する。
米国(ヘリコプターペアレント)、英国(フーリガンペアレント)情報も満載。
[ 目次 ]
第1章 今、学校で起こっていること―モンスターペアレント(親から寄せられた苦情・クレーム例;追いつめられた教師たち ほか)
第2章 動き出した自治体(具体的な対策;対症療法と同時に根本的な解決を)
第3章 アメリカのヘリコプターペアレント(ヘリコプターペアレント;「ヘリコプターペアレント」にならないために -
Posted by ブクログ
カリフォルニア大学ロサンゼルス校で孤独による健康被害を研究するスティーブコール博士は、2007年慢性的な孤独を経験した人とそうではない人とのあいだには細胞レベルで大きな違いが見られると発表した。
孤独に苦しむ人の場合炎症に反応する遺伝子がオンの状態になっている。
慢性的に炎症の状態が続くと、アテローム性動脈硬化症、循環器疾患神経変性疾患、転移性がんといった慢性病を誘発する原因となってしまう。
孤独は静かなる疫病でありうつ病などリスクが大きい。
タイム誌はすでに2015年の記事で、アメリカのブリガムヤング大学による調査について取り上げ、孤独が肥満や薬物乱用に匹敵する公衆衛生上の問題になり得ると指 -
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
香港のエピソード~競争社会の中で子どもたちの未来と向き合う~
・1988年、香港公文スタート。
・急速に発展するアジアの象徴として目覚しい伸びをみせる。
・それは公文式が香港の苛烈な競争社会においても高く評価されている証明でもある。
・人口密度は日本の約20倍、文字通り人がひしめき、すべてにおいて競争が激しい。教育はそのもっとも顕著な例。
・良いものに国境はないでしょう。優れたものは、いつでもどこでも歓迎されるのです by香港公文指導者
・公文を見ていると、”成功に近道はない”、”3歳の子どもを見れば、80歳のときの様子がわかる”という中国のことわざを思い出しますね by保護者 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの方の著書を読んだのは初めてだが、教育者ではなく母親の立場でモンペを語っているので、モンペ登場の下地になった横暴教師への批判にも触れており、教師か親か、のサイドを取るのではなく、「そもそも今の親・教師世代は同じ社会に生きて、同じ社会の害を被っている」ということを読み手に見せようとしているところに、考察の深さがうかがえる。親が我が子の防衛(またはそれを通じた自己肯定)に走る背景を理解したうえで対策を練ろう、と、教師と親、自治体に呼び掛けているのは効果的かもしれない。
難点は、アメリカやイギリスの事情まで持ち出したために収集がつかなくなった感があったこと。ご自身がこれらの国にお子さんと住んでい